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「楽しむことを意識していました」。新鋭・創成館、国見の反撃にも動じず決勝進出!:長崎

ゲキサカ / 2018年6月8日 8時57分

前半23分、創成館高FW井川幸人が先制ゴール

[6.7 総体長崎県予選準決勝 国見高 0-1 創成館高 長崎県立総合運動公園補助競技場]

 長崎の新鋭が全国王手! 7日、平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技(インターハイ、三重)長崎県予選準決勝が行われ、新人戦準優勝の創成館高が伝統校・国見高を1-0で撃破。創成館は8日の決勝で全国初出場を懸けて長崎日大高と戦う。

 試合開始から一貫してポゼッションを続けていた国見が終盤、1点をもぎ取るためにパワーで押し込んできた。「負けているんだぞ!」と声が上がる中、切り替え速く攻撃を仕掛け、クロス、セットプレーからゴールになだれ込もうとする。

 だが、重心を下げて対応する創成館には精神的なゆとりがあったという。主将のMF赤川凜太郎(3年)は「攻められても、そういう時間をしっかり楽しまないとやられるかなと思ったので、楽しむことを意識していました」。わずか1点差。追いつかれてしまえば、一気に飲み込まれていたかもしれないような状況でもビビらず、最後まで“楽しんだ”創成館が1-0で決勝進出を決めた。

 序盤は互いに後方から丁寧に攻撃を作り合う展開。創成館は3バックの中央に位置するDF池田洋明(3年)や赤川、国見はMF中田拓登(3年)やMF岩下尚人(2年)を経由しながらそれぞれ左右にボールを動かし、サイド、前線に入ったところから攻撃をスピードアップしようとする。

 スコアは前半23分に動いた。創成館は左サイドのMF田中遥斗(3年)がドリブルからクロスボール。これがゴール前を抜けてファーサイドまで到達すると、10番FW井川幸人(3年)が感覚的に放ったというダイレクトの左足シュートをゴール右隅にねじ込んだ。

 ピッチを取り囲んだ陸上用トラックの外側、バック側の応援席には、控えサッカー部員に加えて両校の一般生徒も集結。互いに大応援を繰り広げる中で決まったゴールに創成館の応援団は大勢がピッチサイドまで駆け寄り、得点者の井川や選手たちを祝福していた。

 先制された国見はすぐに反撃を開始する。25分には縦パスに反応したFW田坂玲央斗(3年)が左足を振り抜き、27分には中盤で1人をかわした岩下の左足ミドルがゴールを脅かす。前半終了間際にもゴール前のシーンを作り出して相手DFにプレッシャーをかけたが、創成館は池田や右WB末永淳(3年)が相手FWを挟み込んでシュートを打たせない。

 国見は後半もチャンスをつくった。開始直後、PAで相手DFからボールを奪ったMF野村尚功(2年)が決定機を迎え、7分にも野村が左足シュート。一方の創成館は、肉弾戦での強さと足下の巧さも備えたFW有働洋匡(3年)や大型レフティー・井川がスペースでボールを受けてドリブルへ持ち込む。そして、MF松尾祐汰(3年)の左足ミドルなどで追加点を狙った。

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