出番が来なかった“手負いの王”と“W杯史上最年長”…躍進期待のエジプトは初戦黒星スタート

FWモハメド・サラーは負傷の影響で初戦は出場せず

[6.15 ロシアW杯A組 エジプト0-1ウルグアイ エカテリンブルク]

　今大会注目のFWモハメド・サラーは、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦に左肩を負傷した影響で、初戦に出番は回ってこなかった。

　2017-18シーズン、プレミアリーグ新記録となる32ゴールで得点王に輝いたサラー。奇しくもW杯初戦となった15日に26歳の誕生日を迎えた絶対的エースは、ベンチで笑顔を見せるなどリラックスした表情を浮かべていた。終盤に交代カード3枚を使い切ったエジプトだが、後半44分にウルグアイDFホセ・ヒメネスにヘディングシュートを決められ、0-1の敗戦。サラーの表情は一転し、悔しさをにじませた。

　また、先発濃厚と言われていたGKエサム・エル・ハダリも出場せず。もしもエル・ハダリが出場していたら45歳151日でのW杯出場となり、元コロンビア代表GKファリド・モンドラゴン氏が持つW杯最年長出場記録(43歳3日)を大きく更新するはずだった。しかし代わりに先発したGKモハメド・アル・シャナウィは再三のスーパーセーブでチームを救い、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。痛恨の1失点をしたものの、エジプトにとっては次につながる収穫となった。
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