ブラジル、W杯初戦の連勝が9でストップ…スイス相手にリード守れず1-1ドロー
ゲキサカ / 2018年6月18日 8時8分
[6.17 ロシアW杯E組 ブラジル1-1スイス ロストフ・ナ・ドヌ]
ロシアW杯のグループE第1節が17日に行われ、ブラジル代表はスイス代表と1-1で引き分けた。W杯の初戦は1982年スペイン大会から9連勝中だったが、ついに記録がストップ。第2節は22日に開催され、ブラジルはコスタリカ、スイスはセルビアと対戦する。
自国開催の前回大会はドイツに1-7の惨敗を喫し、ベスト4で散ったブラジル。今大会の初陣は4-1-4-1のフォーメーションを採用し、ゴールマウスにGKアリソン・ベッカー、4バックは右からDFダニーロ、DFチアゴ・シウバ、DFミランダ、DFマルセロが入った。中盤はMFカゼミーロをアンカーに据え、2列目は右からMFウィリアン、MFパウリーニョ、MFコウチーニョ、FWネイマール。そして1トップはFWガブリエル・ジェズスが務めた。
対するスイスは4-2-3-1の布陣。9日に行われた日本との国際親善試合でも先発したDFステファン・リヒトシュタイナー、MFグラニト・ジャカ、MFシェルダン・シャキリなどがスタメンに名を連ね、1トップには欧州予選でチームトップの4得点を記録したFWハリス・セフェロビッチが入った。
最初にゴールを脅かしたのはスイス。前半3分、右サイドのシャキリが利き足とは逆の右足で低いクロスを送り、バウンドしたボールにPA内中央のMFブレリム・ジェマイリが反応する。しかし、右足のボレーはうまくミートせず、クロスバーを越えた。
いきなり冷や汗をかいたブラジルだったが、その後はスイスを押し込み続ける。ネイマールが低い位置に降りて攻撃を組み立て、相手にボールの奪いどころを与えない。前半11分にはPA内左のネイマールがコウチーニョとのパス交換から左足で折り返すと、DFファビアン・シェアに当たったボールにゴール前のパウリーニョが左足で合わせる。だが、当たり損ねのシュートはGKヤン・ゾマーに触られ、枠の右へ外れた。
ゴールが生まれるのも時間の問題となったブラジルは、前半20分に均衡を破る。ネイマールからパスを受けたマルセロがPA左脇から左足でクロスを送り、MFシュテフェン・ツバーに頭でクリアされるも、PA手前左でこぼれ球を拾ったのはコウチーニョ。右足でカーブをかけたシュートを放つと、枠の外から内へ鋭く曲がったボールが右ポストを叩き、ネットを揺らした。
スイスは失点後に盛り返す時間帯もあったが、ブラジルを慌てさせるシーンは作れず、そのまま前半終了。それでも後半の開始から積極的に前に出て攻勢をかけると、後半5分に同点に追いつく。右CKからシャキリが左足で鋭いクロスを供給。ニアのツバーがブラジルのゾーンディフェンスの隙間に入り、ヘディングでゴール中央に押し込む。ツバーがジャンプする際にミランダを手で押していたとして、ブラジルの選手たちが抗議したが、主審の判定はゴールで変わらなかった。
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