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“疑惑のFK”で失点した日本、『ビデオ判定』は何故なかった? ロシアW杯GL第1節・VAR全事例集

ゲキサカ / 2018年7月6日 5時20分

 このPKを後半10分、DFアンドレアス・グランクビストが決め、スウェーデンの決勝点となった。なお、もし金民友のスライディングがファウルでなかった場合、ドロップボールで試合が再開されるため、韓国はカウンターのチャンスをフイにした形になってしまう。したがって、VARが主審とトランシーバーで入念に連絡を取り、PKの確信を持って介入が行われたとみて良いだろう。

【※例外事例】大会5日目 コロンビア対日本
 VARの介入が行われなかったシーンでも、ファンを中心にVARの介入を求める声が多々あった。象徴的だったのは日本代表対コロンビア代表戦の前半37分。MF長谷部誠がFWラダメル・ファルカオと競り合い、コロンビアにFKが与えられたという場面だ。長谷部が身体をぶつけられているように見えるため、ネット上では「VARはないの?」という疑問が発生。直後に失点を喫したこともあり、その疑問は大きなものとなっていた。

 ところが結論を言えば、ここでVARが出てくる可能性は限りなく『ゼロ』である。その理由は、VARの介入対象となる①得点②PK判定③一発退場④人違いという4要件のいずれにも該当しないためだ。また「VARを求めないの?」という声もあったが、これも適切なアクションではない。規則では、選手がVARを要求するジェスチャーを行った場合、無条件でイエローカードが提示されることになっている。

 その他、各国メディアではアルゼンチン代表対アイスランド代表戦、イングランド代表対チュニジア代表戦などで、PA内の反則に際して「VARが介入するべきだったのではないか」「PKを取るべきだったのではないか」という議論があちこちで巻き起こっている。

 とはいえ、これらはVARの介入条件である「明白かつ確実な誤審」であるとは言えなかった可能性が高い。“神の目”のように思われるVARは、あくまでも「アシスタント」という立場。基本的には、主審が自らの目で判断したジャッジが優先されることになっているということも、合わせて確認しておきたいところだ。
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