充実の3-0勝利。選手権4強メンバー中心に選手層厚い矢板中央が、栃木ライバル対決制して全国へ
ゲキサカ / 2018年6月21日 20時43分
[6.21 総体栃木県予選決勝 矢板中央高 3-0 佐野日大高 さくらスタジアム]
矢板中央が充実の3-0勝利! 21日、平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技(インターハイ、三重)栃木県予選決勝が行われ、昨年度選手権4強の矢板中央高と16年度選手権4強の佐野日大高が激突。矢板中央が3-0で勝ち、2年ぶり8回目の全国大会出場を決めた。
今年、昇格したプリンスリーグ関東で開幕5連勝を飾っている矢板中央が強さを見せつけた。注目CB白井陽貴主将(3年)や実力派の右SB後藤裕二(3年)、10番MF飯島翼(3年)ら選手権4強メンバーを多数残す矢板中央は前半12分、左SB内田航太郎(3年)が右サイド後方から左足でFK。これを「空中戦は絶対に負けないように。この形は練習でずっとやっていたんですよ」という190cmFW望月謙(3年)がファーサイドから頭で逆サイドへ折り返すと、走り込んだMF伊藤恵亮(3年)が豪快な右足シュートをゴールネットに突き刺した。
伊藤の3試合連続先制弾でリードを奪った矢板中央は、前線へシンプルにロングボールを入れてそこからバリエーションのある攻撃を繰り出す。対して5バックを敷いて戦う佐野日大は相手のフィード、クロスの出し手にプレッシング。攻撃の精度を狂わせようとしていが、不用意なファウルが続いてピンチを招き、リードを奪われてしまった。
それでも、佐野日大は長身DF大塚健斗(3年)を中心に、その後は相手の攻撃をゴール前で跳ね返して2点目を許さない。矢板中央はセカンドボールをMF土谷大晟(3年)やMF池田隼人(3年)らが拾い、MF木村泰晟(3年)、伊藤の両翼がチャンスに絡む。そして望月のスルーパスに走り込んだ後藤が右足を振り抜き、後藤の右クロスに望月が頭から飛び込むシーンなどがあったが、ゴール前で良く体を張っていた佐野日大から2点目を奪えなかった。
佐野日大は後半開始からFW長谷川航(3年)を投入。180cmFW山田大樹(3年)の高さに推進力を加える。そして開始直後に3連続シュート。勢いを持って後半に入ったが、このシーンを落ち着いて凌いだ矢板中央が8分に追加点を奪う。左サイド後方から土谷が前線にアーリークロスを入れると、交代出場のFW大塚尋斗(3年)が長身を活かしてボールを収めようとする。このこぼれ球を飯島が落とし、前を向いた大塚の左足シュートがゴール右隅に決まり、2-0となった。
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