[プレビュー]主力欠場を回避したスイス、自力でGL突破なるか…コスタリカはプライドとの戦いに

スイスが決勝トーナメント進出を目指す

[6.27 W杯E組第3節 スイス(日本時間28日3:00)コスタリカ ニジニ・ノブゴロド]

　ブラジルと勝ち点4で並ぶスイス代表はすでにグループリーグ敗退が決まっているコスタリカ代表と戦う。負ければ敗退の可能性もあるだけに、勝って自力で2大会連続となる決勝トーナメント進出を決めたい。

　22日に行われたセルビアとの第2戦は苦しい戦いとなった。開始5分で先制点を許すと、シュートの精度を欠き、前半をスコアレスで終えた。それでも後半7分にMFグラニト・ジャカが得意のミドルシュートを突き刺すと、終了間際にMFシェルダン・シャキリが逆転ゴールを叩き込み、辛くも勝利。貴重な勝ち点3を獲得した。

　その試合で“政治的パフォーマンス”を行ったジャカ、シャキリ、DFステファン・リヒトシュタイナーに出場停止の可能性があったが、罰金処分のみにとどまり、コスタリカ戦の欠場を回避。万全な状況で臨める見込みだ。キーマンはやはり、ジャカ。彼が中盤でゲームをコントロールし、堅守を誇るコスタリカの守備を崩壊に追い込みたい。

　前回大会で旋風を巻き起こし、8強入り以上を期待されていたコスタリカは、第2節でブラジルに完封負けを喫し、2連敗。1試合を残してグループリーグ敗退が決まってしまった。そのため、この試合は消化試合となるが、3連敗で母国に帰ることはできない。なんとしても勝利を目指してくるはずだ。

　コスタリカは守護神ケイラー・ナバスのビッグセーブに引き続き注目が集まるが、2試合連続無得点の攻撃陣の奮起にも期待したいところ。スイスに押し込まれる時間が長くなることが予想されるが、GKナバスやDFジャンカルロ・ゴンサレスを中心にそれを耐え凌ぎ、一撃必殺のカウンターでチャンスをものにしたい。この試合は名誉のために戦う“重要な試合”となる。

■E組順位表(第2節終了時)
1.ブラジル(4)+2
2.スイス(4)+1
3.セルビア(3)0
4.コスタリカ(0)-3

■FIFAランキング
スイス:6位
コスタリカ:23位

■対戦成績
スイスからみて1勝1敗

■テレビ中継
フジテレビ系列
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