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[プレビュー]最後にして最大の消化試合? それでもパナマvsチュニジアを観るべき理由

ゲキサカ / 2018年6月29日 3時39分

DFロマン・トーレス(前列右端)を筆頭に爽やかに闘うパナマ代表

[6.28 W杯G組第3節 パナマ(日本時間29日3:00)チュニジア サランスク]

 これまで2週間にわたって続いてきたロシアW杯のグループリーグも、いよいよこの試合がラストゲームになる。いずれも2連敗で決勝トーナメント進出の夢は断たれ、残された目的は互いの意地を披露することだけ。同時刻にはベルギー対イングランドという大会屈指のビッグマッチが組まれていることで、“最後にして最大の消化試合”という位置づけはどうしても否定しようがない。

 だが、サッカーを愛する者ならば、あえてこの試合を見届けるという選択があっても良いはずだ。北中米予選を勝ち抜いたパナマ代表はこれが栄えある初出場。母国では『赤潮』の相性で親しまれる代表チームは、前節のイングランド戦でW杯史上初の得点を記録したばかりだ。最後に目指すのはもちろん初めての勝ち点獲得。この試合は新たな歴史の目撃者になる大チャンスである。

 注目選手はセンターバックの一角に入るDFロマン・トーレス。アメフト選手さながらの屈強なフィジカル、チームの屋台骨となるリーダーシップ、そして自慢のドレッドヘアが大きな注目を集めているが、初めてW杯で国歌を唄うことができた時、188cmの大男のまぶたから大粒の涙がこぼれていたのが何より印象的だった。そんな母国の歴史を動かした熱すぎる主将は、再び新たな歴史を刻もうと意気込んでいるに違いない。

 対するは北アフリカの強豪チュニジア代表。キックオフの数時間前には、日本代表の決勝トーナメント進出が懸かった大一番が控えているが、奇しくも2002年日韓大会で日本が初めてベスト16に歩みを進めた時の対戦相手だ。日本代表のグループリーグ突破を見届けた後、16年間の歴史を感じながらこの一戦を眺めるのも悪くないのではなかろうか。

 なお、チュニジアは正GKムーズ・アサン、セカンドGKファルク・ベン・ムスタファが大会中にそろって負傷。第3GKアイマン・マスルーティで試合に臨むという異常事態にある。各種報道によると、選手補充をFIFAに断られてしまったことから、ストライカーのFWファハルディン・ベン・ユスフを控えさせ、決して起こってはならない緊急時に対応する予定だという。

 また最後に強調しておきたいのが、裏で行われるベルギー対イングランドの“譲り合い”疑惑だ。すでに決勝トーナメントの山型は決まりつつあるが、G組は2位通過が楽だという声が多数派。そのため、すでに突破を決めた両者は、1位を避けるために積極的に勝ち点を奪いに行かないという可能性がささやかれている。そんなビッグネーム同士の大凡戦か、それとも意地に燃えた小国たちの大熱戦か。さて、あなたはどちらを選ぶ――。

■G組順位表(第2節終了時)
1.☆ベルギー(6)+6
2.☆イングランド(6)+6
3.チュニジア(0)-4
4.パナマ(0)-8

■FIFAランキング
パナマ:55位
チュニジア:21位

■対戦成績
初対戦

■テレビ中継
日本テレビ系列
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