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[プレビュー]開幕連敗チームの恐るべき戦績…西野Jのカギは先制点

ゲキサカ / 2018年6月28日 18時48分

試合会場で最終調整する日本代表

[6.28 W杯H組第3節 日本(日本時間28日23:00)ポーランド ボルゴグラード]

 2試合を終えて1勝1分の勝ち点4でセネガルと並んでH組首位に立つ日本代表はグループリーグ最終戦でポーランド代表と対戦する。開幕2連敗ですでに敗退が決まっているポーランドに対し、引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出が決まる日本。客観的に見れば、圧倒的に優位な立場にあるように思えるが、決して安心はできない。

 ロシアW杯はこれまでにA組からF組までの6グループが全日程を終了している。このうち開幕2連敗で最終節を迎えたのは6チームあるが、その最終戦の成績は3勝2分1敗。その1敗も連敗チーム同士の対決となったA組のエジプト(サウジアラビアに1-2で敗戦)のみで、B組のモロッコはスペインと2-2で引き分け、C組のペルーはオーストラリアを2-0で下し、40年ぶりとなる1勝を挙げた。E組のコスタリカもスイスと2-2で引き分け、F組の韓国はドイツを2-0で破る大金星を挙げた。

 3連敗で大会を去るわけにはいかない。それぞれの国の誇りと意地に懸け、失うものがなくなったチームの“開き直り”は対戦国にとって脅威以外の何物でもない。ましてポーランドには、2002年日韓大会(韓国:●0-2、ポルトガル:●0-3、アメリカ:○3-1)、2006年ドイツ大会(エクアドル:●0-2、ドイツ:●0-1、コスタリカ:○2-1)と、2連敗したあとに第3戦で勝利している“実績”もある。

 これまでの試合以上に先制点も重要だ。中3日で迎える最終戦は現地時間午後5時キックオフ時点でも気温は35度にも上る予報で、暑さとの闘いにもなる。ポーランドとすれば、先に失点すれば、気持ちが切れる可能性もあるが、逆にポーランドにリードを許す展開となれば、日本が追いつき、逆転するにはかなりの労力が必要になる。

 6度目の出場となるW杯で日本はこれまで先制された試合が8試合あるが、その結果は2分6敗。4日前のセネガル戦と、2002年日韓大会のベルギー戦(2-2)以外は全敗という苦しい結果になっている(逆に先制した試合は5勝3敗)。

 自力でのグループリーグ突破の条件は引き分け以上だが、ポーランドに敗れた場合でも、セネガル対コロンビアの結果次第では決勝トーナメント進出の可能性がある。セネガルがコロンビアに勝てば日本の2位通過が確定し、コロンビアがセネガルに勝った場合はコロンビアが逆転で首位通過となり、日本とセネガルが得失点差で2位の座を争うことになる。ただし、日本がポーランドに敗れ、セネガル対コロンビアが引き分けた場合はセネガルとコロンビアの突破が決まり、日本は敗退する。

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