キャプテンマークにも燃えたGK川島「2010年以上のまとまりを感じる」
ゲキサカ / 2018年6月29日 5時15分
[6.28 W杯グループリーグ第3節 日本0-1ポーランド ボルゴグラード]
スーパーセーブに意地と情熱を込めた。前半32分、日本代表GK川島永嗣(メス)がポーランドMFカミル・グロシツキのヘディングシュートに横っ飛びに反応し、ゴールライン上で防いだ。ゴールライン・テクノロジーも発動するギリギリのセーブだった。
「難しかったけど、ついていくしかなかった。前の試合(セネガル戦)でチームに迷惑をかけていた中、僕は一つのマシンですが、こうやって貢献できたのは良かった」と、硬かった表情をほんの少し緩ませた。
このプレーだけではない。前半21分には相手CKからシュートを打たれたが、このときも横っ飛びでコースを変え、DF酒井宏樹のクリアにつなげて難を逃れている。後半に1失点したが、どうにか決勝トーナメント進出。「負けた中でこういう結果を得られたのは全員がまとまってきたから」と胸を張った。
試合当日、西野朗監督からゲームキャプテンを言い渡された。「いろんな意味があったと思う。こういう状況で託されたということはその思いをくみ取らないといけないし、応えないといけないと思った。西野監督やGKコーチに応えたいという一心でプレーした」。
ポーランド戦前日の公式会見にも指揮官の指名で出席していた守護神は「日本代表の選手としてプレーする中で、批判されることに対して覚悟がなければこの場所にいない」と語っていたが、覚悟をしっかりとパフォーマンスに反映させた。
自身にとってベスト16入りは2010年に続いて2度目だが、今回は第3戦で先発が大幅に入れ替わってのグループリーグ突破。第3戦に限ってみれば負けているが、チーム状況はむしろ良いという。
「いろんなことが大会前に起きているのは似ていると思うけど、だれが出てもチームのために献身的にやれることや、そういう感覚を共有できている。一人ひとりの貢献や特徴を生かすという部分では、2010年以上のまとまりがあると感じている」。守り倒してベスト16入りした8年前からの成長を感じながら、次の戦いに目を向けていた。
(取材・文 矢内由美子)
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「親愛なる友よ。」川島永嗣が共に日本代表を支えた長谷部誠の引退にメッセージ「かけがえのないものを見せ続けさせてもらった」
超ワールドサッカー / 2024年4月19日 12時50分
-
「10人想定は必要?」疑問に思っていたGK小久保玲央ブライアンは考え改める「対応力は日本の良さ」
ゲキサカ / 2024年4月17日 5時7分
-
帝京の前に立ちはだかった“矢板の壁”。攻撃力も発揮の矢板中央がプリンス関東1部開幕戦を4-2で制す
ゲキサカ / 2024年4月9日 11時7分
-
ジョージアが初の本大会行き! ウクライナとポーランドも激戦のPO制す【ユーロ2024予選】
超ワールドサッカー / 2024年3月27日 7時50分
-
JFA田嶋幸三会長、退任会見で任期8年間を回顧「森保監督を信じて戦った」「院政を敷くつもりは一切ない」
ゲキサカ / 2024年3月23日 19時2分
ランキング
-
1ネリ豪語、東京ドーム満員に「オレが必要だ」 34年前はタイソン敗北「それは前兆かもしれない」
THE ANSWER / 2024年4月20日 8時13分
-
2夏季五輪競技連合、世界陸連のパリ五輪賞金を批判
AFPBB News / 2024年4月20日 12時45分
-
3福島牝馬Sで2騎手が落馬 木幡初也騎手は右腕の負傷、吉田隼人騎手は福島市内の病院に搬送
スポーツ報知 / 2024年4月20日 18時10分
-
4山本由伸「スプリット安定」9奪三振に手応えもドジャース連敗「良くなかったのは間違いない」
スポーツ報知 / 2024年4月20日 15時19分
-
5【卓球W杯】張本兄妹はともに中国選手と準決勝で激突 兄・智和は林高遠、妹・美和は王曼昱
日テレNEWS NNN / 2024年4月20日 8時1分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください