1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[プレビュー]監督交代も“史上最弱”も過去のこと…『無敵艦隊』をホームチームが迎え撃つ

ゲキサカ / 2018年7月1日 18時0分

[プレビュー]監督交代も“史上最弱”も過去のこと…『無敵艦隊』をホームチームが迎え撃つ

[7.1 ロシアW杯決勝トーナメント1回戦 スペイン(日本時間1日23:00)ロシア モスクワ/ルジニキ]

 EURO16以降、本大会も含めて23試合負け知らず。開幕直前に予期せぬ“船長”交代がありながらも、『無敵艦隊』スペイン代表は順当に決勝トーナメントまで航海を進めた。待ち受けるは、サポーターの圧倒的な後押しを受けるロシア代表。スペインが圧倒的なボール支配を見せるであろう中、開催国はどのような対策を持って試合に臨むだろうか――。

 EURO16以降、20戦無敗だったスペインに激震が走ったのは開幕直前だった。20年まで契約がありながらも来季からレアル・マドリーの監督に就任することが発表されたフレン・ロペテギ前監督を電撃解任し、フェルナンド・イエロ氏の監督就任を発表。イエロ監督就任わずか3日後に初戦ポルトガル戦を迎えたものの、継続路線を選択したチームは難敵相手にドローを演じると、イランから1-0の勝利を収め、モロッコと2-2で引き分けて首位通過を決めた。だが、モロッコ戦の後半アディショナルタイムにFWイアゴ・アスパスの劇的弾が生まれるまでは敗退の危機があったように、決して安定した試合運びを見せているわけではなく、全試合失点を喫している守備には不安を残す。

 グループリーグでは今大会最多となる2089本のパスを記録しているようにMFアンドレス・イニエスタ、MFダビド・シルバらを中心とした細かなパスワークで、ロシア戦でもボールを保持する展開となるだろう。そして第2戦イラン戦で経験したように、守備に重心を置くロシアに手を焼くことになるはず。モロッコ戦でイニエスタのコントロールミスからカウンターを浴びて失点を喫したことを教訓に、安易なミスは避けたいところだ。左右への揺さ振りから急所をえぐるパスを、今大会3得点と結果を残すエースFWジエゴ・コスタに届け、ベスト8への道を切り開くゴールを奪いたい。

 開幕前のロシアに対する期待は決して大きくはなかった。6月7日に発表されたFIFAランクでは出場32か国中最下位となる70位。FIFAランキングの発表が始まった93年以降、ホスト国が出場国中最下位で大会に臨むのは初となり、“史上最弱のホスト国”とのレッテルを貼られた。しかし、開幕戦でサウジアラビアに5-0の大量得点で汚名返上を果たすと、続くエジプト戦でも3-1の勝利を収めて早々とグループリーグ突破を決めた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください