1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[プレミアリーグWSET]変化見えるプレーをした大堀が2G2A!広島ユースが米子北に5発快勝

ゲキサカ / 2018年7月2日 11時36分

一人で4点に絡んだサンフレッチェ広島ユースMF大堀亮之介

[7.1 高円宮杯プレミアリーグWSET第7節 広島ユース 5-0 米子北高 吉田サッカー公園

 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018 WESTは1日に第7節を行い、サンフレッチェ広島ユース(広島)と米子北高(鳥取)が対戦。FW棚田颯(2年)の先制点を皮切りに5点を奪った広島が5-0で快勝し、3位に浮上した。

 エースとしての活躍が期待されながらも、開幕からの5試合は2得点。反撃を誓う広島ユースのMF大堀亮之介(3年)が、この日は2得点2アシストの活躍を見せた。

 立ち上がりから広島ユースが後方からのポゼッションで主導権を握った。「先に走れば、相手は追いつけない」(沢田謙太郎監督)FW桂陸人(3年)が果敢にゴール前に飛び出し、ゴールを狙ったが、積極的にオフサイドを狙った米子北の守りに苦戦し、「点が入らず悪い雰囲気だった」(大堀)。

 それでも、桂が繰り返し、米子北DFの背後を狙い続けると、相手のDFラインと中盤の間に生まれたスペースをシャドーに入った大堀と棚田が上手く利用。特に左寄りから繰り返した大堀の突破は相手にとって効果的で、米子北の守りに歪みを生み出した。

 ボディーブローのような攻撃が徐々にダメージを与えると、前半22分にはPA手前で奪ったFKを大堀がゴール前に展開し、棚田がヘディング弾を叩き込んだ。この1点で、流れに乗った広島は、28分に棚田のスルーパスから大堀がPA左をドリブルで進入する。素早く前に出たGKにシュートコースを消されてしまったが、冷静にかわして2点目を奪うと、38分にも大堀が後方からのスルーパスに抜け出し、GKの頭上を越す鮮やかなループシュートでゴールネットを揺らした。

「最近はちょっとずつ得点のイメージができるようになった。普段は焦ってしまうシーンだけど、今日はキーパーを見ながら落ち着いて打てた」。2ゴールについて、そう振り返る大堀の貢献は得点だけに留まらない。元々、アタッカーとしての能力に疑いはないが、「中盤で考えながらプレーするのが苦手」(沢田監督)で、第5節の東福岡高(福岡)戦では自らのパスミスから決勝点を奪われ、涙を飲んでいた。「中盤でのプレーにもっと気を遣わないといけないと思った」。より丁寧な組み立てを意識したことで、チーム全体のボール回しがよりスムーズになった。

 そうした変化は、後半19分に生まれた4点目の場面でも垣間見えた。MF土肥航大(2年)のパスを高い位置で受けると、相手を引き寄せながら桂のゴールをお膳立て。17分には一人気を吐いたMF佐野海舟(3年)にクロスバー直撃弾のミドルシュートを打たれるなど危ない場面もあったが、28分にMF松本大弥(3年)が試合を締めくくる一撃を決めて、5-0というスコアで試合を終えた。

 大堀は前節のセレッソ大阪U-18(大阪)戦に続き、2ゴール。「点を獲らないといけないと空回りをして、沢田さんからよく攻撃陣がダメだと言われていた」(大堀)という第1クールの面影はもうない。第2クールからは、ジュニアユース時代から組んできた桂、棚田とのユニットがユースでも再現されたことも大堀にとっては追い風だろう。「試合に勝つのが一番大事だけど、その中で自分がもっと点を獲りたい。どうしても2点で止まっちゃうので、これからはハットトリックしたいし、優勝や得点王を狙っていきたい」と意気込む男の快進撃はここからだ。

(取材・文 森田将義)●2018高円宮杯プレミアリーグWEST特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください