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[MOM2559]名古屋U-18DF萩野滉大(3年)_“優勝”宣言も!! 頼れる主将の突破決定PK弾

ゲキサカ / 2018年7月26日 7時10分

決勝PKを決めた名古屋グランパスU-18のDF萩野滉大主将(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.23 日本クラブユース選手権U-18大会GL第3節 名古屋U-18 1-0 横浜FMユース 宮城総合]

 キャプテンとしてチームをまとめ、自ら獲得したPKを自信を持って沈めてみせた。名古屋グランパスU-18を決勝トーナメントに導いたDF萩野滉大主将(3年)は試合後、「自分たちは最初から優勝を狙っている。どこが来てもチームとして戦いたい」と決意を述べていた。

 横浜F・マリノスユースとのグループリーグ第3節の後半16分、セットプレーから試合は動いた。名古屋が得た右サイドからのFKに反応した萩野は相手DFとの競り合いで転倒。「押されて体勢が崩れたらファウルをもらえた」。すぐにボールを拾いに行き、迷わずペナルティースポットに立った。

「キッカーは決まっていないんですけど、自信は持っていました」。力強く蹴り出されたボールはまっすぐにゴール右上へ。喜びを爆発させた主将は味方と抱き合ったが、すぐにベンチの方向に走り寄り、控えメンバーとも喜びを共有していた。

 高円宮杯プレミアリーグEASTでは中盤中央でプレーしていたが、この大会ではセンターバックを担う。「失点が多かったので自分がDFをすることになったけど、ここまで1失点に抑えられているのはポジティブなこと」。FW棚橋尭士(3年)ら世代別代表経験を持つアタッカー陣を、周囲の選手と協力しながらしっかりと抑え込んだ。

 今季から名古屋を率いる古賀聡監督は「このチームの柱、リーダーですし、ピッチ内外で周りにとって必要な仕事ができる存在」と萩野を称える。また、指揮官が口にした「気付いて、反応して、考える力、伝える力を持っている」という表現は、チームがテーマに据えている「相手を見ながら攻める」という狙いと重なっているように思える。

 そんなチームを体現する萩野は今季、トップチームにプレシーズンから帯同し、ルヴァン杯への出場機会も得ていた。「自分の力の無さを実感させられた。でも、ここは通じるな、ここはできるな、という部分もあった。そのちょっとの差がプロとユースとの差。それをみんなに伝えていきたい」。自身を客観視できる能力はチームをまとめる際にも生きているようだ。

 取材時は決勝トーナメントの組み合わせが決まっておらず、「どこが来ても勝つだけ」と口にしていた萩野。その後の抽選会で、昨季プリンスリーグ東海で対戦し、プレミアリーグで東西に分かれたジュビロ磐田U-18と当たることが決まっている。半年越しの相手と激突することで、自らの成長を再確認し、「プロへの道を開く」(萩野)という目標をたぐり寄せたいところだ。

(取材・文 竹内達也)●第42回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会特集ページ

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