吉田麻也が今こそ鳴らす警鐘「慢心すれば足元をすくわれる」
ゲキサカ / 2018年8月7日 7時0分
日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)が7月20日、ブランドアンバサダー契約を結ぶミズノの大阪本社を訪問し、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を果たしたロシアW杯出場を報告した。同時に新スパイク開発に向けた足型測定や動作解析などを実施。4年後のカタールW杯を目指し、早くもリスタートを切った。ゲキサカでは次期キャプテン候補のディフェンスリーダーを単独インタビュー。ロシアでの戦いを終えた現在の心境、今後に向けた意気込みを聞いた。
―足型測定や動作解析など今日取ったデータは今後どう生かしていきたいですか。
「ミズノさんのほうで新しいスパイクの開発につなげていってもらえればと思いますし、僕が感じたことはこれまでも常々伝えてきました。ミズノさんの良さは自分たちの声、フィードバックが次のモデルにきちんと反映されること。そこがミズノさんの一番の魅力でもありますし、そのために来たかったというのもありました。前回測定した2年前から自分の足の状況も変わっていますし、今の足の状態、癖などを把握したいと思って来ました」
―ロシアW杯で着用した『レビュラ2』にも吉田選手の要望が反映されていたと聞きました。実際にW杯で着用してみて、『レビュラ2』の良さを感じた部分はありましたか。
「今回の『レビュラ2』に限らず、これまでのモデルでもその都度、フィット感や軽さ、アウトソールの補強など、自分からフィードバックさせていただいてきました。とはいえ、試合の中ではスパイクを“感じない”ことが一番だと思っています。感じるときというのは、どこか良くないときに感じるもの。足に意識が向かず、プレーに集中してゲームをこなせることが理想ですし、その意味では試合中、常にそういう状況を作り出せていました。そこは本当に感謝しています」
―プレーだけに集中できていたということですね。
「足の裏が痛い、かかとが痛い、つま先が痛いなど、どこかそういう部分があれば、ゲームの中でも必然的に意識がそこに向いてしまいます。何も感じない、まるで素足のような感覚でプレーに臨めることが、選手にとって一番良い状態だと思います」
―プロ入りした2007年からミズノと契約していますが、吉田選手にとってミズノの最大の魅力とは何でしょうか。
「一番は質ですね。他のブランドにはないクオリティーがあります。そのうえで、仮に何か感じることがあれば、そのフィードバックをしっかり還元してもらえる。海外ブランドでは、どうしてもその部分が難しくなります。そこは国内ブランドの最大の魅力だと思いますし、10数年一緒にやらせていただいてきて、吉田麻也という選手にとって、なくてはならないパーツの一つですね」
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