[MOM2581]大津DF福島隼斗(3年)_プロ入り濃厚の注目CB、攻守で1ランク上のプレー
ゲキサカ / 2018年8月10日 15時4分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.8 総体2回戦 大津高 3-0 前橋育英高 鈴鹿]
2回戦のビッグマッチで「1ランク上」と言えるようなパフォーマンスを見せた。選手権との冬夏連覇を狙う前橋育英高は序盤、勢いのある仕掛けや抜け出しを見せていたが、あわやというシーンになる前に大津高CB福島隼斗主将(3年)が寄せてボールを奪い取って見せる。
相手に寄せるタイミング、身体の入れ方ともに抜群。前橋育英の速攻に対し、味方の対応が遅れかけたところでも福島が判断よく前に出てインターセプトするなど、チームの防波堤となっていた。
相手の注目エースFW榎本樹(3年)に前を向かれ、ラストパスを狙われるシーンもあったが、目一杯伸ばした身体に当てて決定打を打たせない。結果、前橋育英はPA外側からのシュートが増える形となり、無得点に終わった。
福島はインターハイへ向けてボランチからCBへ再コンバート。その存在は堅守・大津の失点の可能性をさらに少なくし、そして攻撃面でもプラスアルファをもたらしている。「中盤を経験して見るところが増えたと思います。CBだと相手の位置や全体が見える」と語っていたが、福島はボランチに比べて相手のプレッシャーがより少ないCBの位置から高精度のミドルパスを連発。この日は、狙いとしていた相手SBを押し下げる面でも効果を発揮していた。
大津の平岡和徳総監督は「野田の時もそう。ウチの良い時は後ろからよく見てさばけるCBがいる」と説明する。14年のインターハイ準優勝、15年のプリンスリーグ九州優勝時には利いていたCB野田裕喜(現G大阪)の配球。今年、プロ入り濃厚なCBは相手のプレッシャーを簡単に剥がしてビルドアップするなど、野田のような1ランク上のプレーで勝利に貢献した。
昨年から“公立の雄”大津のキャプテンマークを巻く福島は「仲間も今練習しているので、絶対に日本一を勝ち取らないといけない。1試合1試合しっかり勝たないと意味がない」と意気込む。熊本でトレーニングに励む仲間たちの大きな期待も背負って戦う全国舞台。ビッグマッチで実力を改めて証明したDFは、頂点だけを見据えている。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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