河原淳の鮮やかFKでダメ押し!日章学園が関東一を下して初のベスト8へ

10番のMF河原淳(3年)が2ゴール(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.9 総体3回戦 日章学園高3-0関東一高 伊勢]

　平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」(インターハイ)サッカー競技は9日、各地で3回戦を行った。伊勢フットボールヴィレッジAピッチでは、日章学園高(宮崎)が関東一高(東京1)を3-0で下し、初のベスト8進出を決めた。

　立ち上がりから攻め込んだ日章学園は前半23分、左CKからキッカーのMF河原淳(3年)がグラウンダーのボールを入れると、PA内からMF南太陽(3年)が右足シュート。これをFW鈴木陽介(2年)が右足で合わせ、試合を動かした。一方、初戦となった2回戦で高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグWESTに所属する米子北を2-1で下した関東一は、丁寧にパスを回すが、なかなか決定的なシーンを作ることができず、前半を0-1で終えた。

　後半は一進一退の攻防が続き、1点の重みが増す中、日章学園が待望の追加点をゲット。11分、相手のミスからボールを受けた鈴木が河原につなぎ、そのまま河原がドリブルで持ち込んで右足でゴールに流し込んだ。さらに14分にはペナルティーアーク内でFKを獲得。これを河原が右足でゴール左へ蹴り込み、3-0と一気にリードを広げた。

　終盤は関東一の猛攻を受けた日章学園だったが、最後まで集中を切らさず守り抜き、3-0で完封勝ち。2006年、14年大会に記録したベスト16を越え、インターハイ初の8強入りを果たした。なお、11日に行われる準々決勝では山梨学院高(山梨)と対戦する。

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