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[MOM2608]青森山田DF橋本峻弥(3年)_2試合出場停止の悔しさぶつけ2発!兄と同じ2冠へ

ゲキサカ / 2018年9月11日 18時15分

青森山田高の右SB橋本峻弥は2得点の活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第12節 流通経済大柏高 0-4 青森山田高 流通経済大柏高G]

 兄超えへの第一歩として臨んだインターハイは敗れた2回戦(対昌平高)で退場。その後、プレミアリーグで2試合の出場停止処分を受けた。悔しい思いとともにチームに迷惑をかけたという念も抱いていた右SBが、流通経済大柏高との上位対決で勝利に大きく貢献した。

 青森山田高の右SB橋本峻弥(3年)は後期のリーグ戦初先発となった一戦で2ゴールの活躍。前半38分にMF檀崎竜孔主将(3年)の左CKをファーサイドから頭で決めて先制点を奪う。中央にそびえ立つ192cmCB三國ケネディエブス(3年)が競って抜けてくるボールを「絶対に逃さないという話をしていました」という橋本のゴールが、青森山田に試合の流れを引き寄せた。
 
 2-0の後半19分にはセットプレーのこぼれ球をPAで拾い、左足でゴール。公式戦はインターハイの昌平高戦以来約1か月ぶりで序盤は身体が動かなかったというが、徐々に慣れたDFはボランチをサポートする形で中央に絞ったりしながらボール奪取に貢献し、積極的に3点目を狙うなど存在感あるプレーを見せた。

「(2試合出場停止で)チームに迷惑をかけて、その間、鳥海昴(3年)が自分の代わりにスタメンで出て頑張ってくれて、自分もマネージャーとしてやってみて勝利を掴む時の嬉しさが凄くて、それで今回(黒田剛)監督も来ていないということで思いが色々あった」と橋本。敗れれば優勝争いから後退する試合だったが、その中で絶対に勝つという気持ちで臨んだDFが「2試合分の2点です」という活躍を見せてチームを白星へと導いた。

 兄・DF橋本恭輔(現新潟医療福祉大)は青森山田が2年前のプレミアリーグ、選手権で初優勝した際のメンバーで日本高校選抜欧州遠征も経験している注目CBだ。その兄を超える3冠が目標だったが、インターハイは2回戦で敗れ、プレミアリーグも首位と勝ち点7差。だが、自分たちも巻き返し、必ず2冠を達成するつもりでいる。

「兄貴の代ができなかった3冠を目指していたんですけれども、インターハイは不甲斐ない結果に終わってしまっている。プレミアリーグは、まだ優勝争いできると思うのでまずそこで1冠してから選手権に臨みたいです」

 高校入学時はCBだった橋本だが、そこから右SBへ転向。正木昌宣ヘッドコーチは、「本来はCB。でも、足元も器用にやれるし、兄貴よりも身体能力が高いのでSBとして起用している」と橋本をSB起用している理由について説明する。新しいポジションで悔しい思いも経験。それでも、再スタートとなった一戦で思いをぶつけたDFが「スタメンが確定した訳ではない。責任感をもってやっていきたい」という気持ちを持ち続けて成長し、兄同様に2つのタイトルを獲得する。

(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プレミアリーグEAST特集
●【特設】高校選手権2018

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