[NB CHAMPIONSHIP U-16]前回王者・昌平が野洲との注目カードを4-0で制す
ゲキサカ / 2018年9月15日 14時45分
[9.15 NB CHAMPIONSHIP GL第1節 昌平高 4-0 野洲高 時之栖裾野G]
全国の強豪31校の1年生が優勝を争う「new balance CHAMPIONSHIP U-16/2018」が15日、静岡県の時之栖スポーツセンターで開幕。前回優勝の昌平高(埼玉)と野洲高(滋賀)とのEブロック第1節は昌平が4-0で勝った。
今夏のインターハイ4強の新鋭・昌平と、“セクシーフットボール”こと野洲の注目カード。30分ハーフの短期決戦は7分にスコアが動いた。昌平はMF棟方豪郎からのパスを受けたFW小見洋太が縦に持ち出してから右足シュートをねじ込む。
互いに中央に人数を掛けての攻防戦が続く中、昌平がドリブル、ショートパスで仕掛けるシーンが続くが、野洲もMF鎌田真成とMF中川晃希にボールが入ると、彼らのキープ力を交えて前進する。
10分には中川のスルーパスで抜け出したFW長谷琉緯が独走。GKもかわしたが、シュートを打ちきれず同点に追いつくことができない。チームの中からよく声の出ていた野洲は相手の強烈なプレスを受ける中でも鎌田が奮闘し、GK藤井硫飛斗が幾度かファインセーブを見せたが、昌平の攻勢を止めることができない。
相手に動かすことを許さずにボールを奪い取る昌平はMF柴圭汰がドリブル、縦パスで攻撃にスイッチを入れ、右SB笹原拓真がスピードある攻撃参加を見せたほか、各選手が簡単にボールを失わずに連続攻撃。そして、24分にゴール前のこぼれ球をMF大瀧愛登が右足で決めると、27分には相手DF陣の連係ミスをついた棟方が3点目のゴールを決める。
昌平は後半8分にもMF屋宜和真のスルーパスから交代出場のFW唐木晃が右足で加点。メンバーを入れ替えた中もワンツーやドリブルで相手を剥がしながら棟方らが繰り返しゴールに迫る。対する野洲は回数こそ少なかったが、相手の守りを剥がして攻め返し、サイドの深い位置までボールを運んで1点を奪い返そうとする。
そしてMF山田一誓がクロスへ持ち込むシーンや鎌田のFKからゴールに迫るシーンもあったが、昌平はCB生島翼を中心に最後まで集中した守りを切らさずに無失点。昌平が快勝し、連覇へ好発進した。
昌平の日野口廉コーチは「(メンバーは先発もサブも)全体的に落ちない。みんな使いながら総力戦でやっていきたい」と語り、棟方は「去年も優勝しているので2連覇目指してやりたい」。交代選手含めて選手層厚い昌平が連覇に挑戦する。
(取材・文 吉田太郎)
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