[MOM551]明治大FW村田航一(4年)_大臣杯Vの“悔しさ”が活力
ゲキサカ / 2018年9月15日 22時57分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.15 関東大学L1部 早稲田大1-6明治大 味フィ西]
明治大のFW村田航一(4年=日章学園高)が、後期開幕戦、前期を首位で折り返した早稲田大との大一番で2ゴール2アシストの活躍を見せた。
まずは前半10分、右サイドのMF富田光(4年=中京大中京高)のクロスからチャンスを迎えると、落ち着いたコントロールでDFを外して豪快にゴールに蹴り込む。同34分にはクロスを頭で落としてFW狩土名禅(2年=桐生一高)のゴルをアシスト。同38分には富田のFKを頭で合わせて、前半3得点すべてに絡む。
後半に入っても1点を返された直後の後半8分にポストプレーからMF小野雅史(4年=大宮ユース)のゴールでアシストを記録。チームは村田が交代した同24分以降も攻撃の手を緩めず、6-1で大勝。「個人の数字は後期こだわっていきたい部分。でもそれ以上にチームの勝利は嬉しい」と快勝劇に頬を緩めた。
総理大臣杯の“悔しさ”が活力になっている。2年ぶりの優勝を飾った明治大で、村田も全4試合に先発出場。しかし得点は初戦となった2回戦のIPU・環太平洋大戦の後半20分にチーム4点目となるゴールを奪ったのみだった。
「不調だった」と振り返る同大会。不調の理由として、昨年の総理大臣杯で顔面を骨折した際に左眼の下に入れたプレートを除去する手術をお盆の休み期間に受けていたことが挙げられるという。「コンディションのせいにしてはいけないけど、調子が悪いなというイメージはありました」。
ただ今も痺れが残っているという状態だが、言い訳ばかりしていられない。大学生活ラストシーズン。Jリーグ入りを目指す村田にとって、今後の人生を左右しかねない大事な時期にあることは自分自身が一番よく分かっている。それだけに結果にこだわり続けたい。
「個人的には(後期だけで)10点を目標にしている。前期は5点だったので。自分のステップアップのためにも繋がると思う。チームとしては首位に勝てたことは大きいですけど、浮かれずに、次負けたら意味がない。次も決勝戦のつもりで戦いたいです」
(取材・文 児玉幸洋)●第92回関東大学L特集
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