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[NB CHAMPIONSHIP U-16]「誰かがやってくれると思っているうちは……」青森山田は猛省の準V

ゲキサカ / 2018年9月18日 11時45分

青森山田高は準優勝の悔しさを必ず晴らす

[9.17 NB CHAMPIONSHIP決勝 昌平高 5-1 青森山田高 時之栖うさぎ島G]

 2年ぶりの優勝を狙った青森山田高はグループリーグから6連勝で「new balance CHAMPIONSHIP U-16/2018」の決勝進出。特に決勝トーナメントでは尚志高A、静岡学園高をねじ伏せ、桐光学園高との準決勝でも後半に相手を飲み込んで逆転勝ちと強さを示してきた。

 決勝でも立ち上がりから右SB藤田夏寿丸とMF内間隼介のワンツーで右サイドを崩し、中盤ではMF松木玖生やMF安斎颯馬が存在感をある動きを見せていた。迫力のある攻守で相手を飲み込もうとしていたが、12分、14分と立て続けにドリブルで中央を破られ、PAをパスで打開される形で失点。24分にもドリブルで持ち込まれ、そこで止めきれずに混戦からラストパスを通されて失点した。

 前半だけでまさかの3失点。上田大貴コーチは「相手がウチのプレス、間合いを『普通』と感じていた」。それを自分たちで感じて、すぐに修正しなければならなかった。だが、先制点を許した直後に全く同じ形で2失点目。さらに3点目を奪われて難しいゲームになってしまった。

 ハーフタイムに厳しく指摘され、変わった青森山田は後半開始直後に安斎が自ら獲得したPKを右足で決めて2点差。守備面でのアプローチが深くなり、相手のドリブルを封じるシーンを増やすと、素早い縦パスで相手ゴールに迫った。

 だが、相手が警戒されているところへパスを出して奪われたり、仕掛けられる場面で消極的になったりするシーンも。逆に攻撃姿勢を失わなかった昌平に2点を奪われて1-5で敗れた。

 どのチームよりも元気があり、ピッチ内で有効な声を発していた青森山田だが、後半終盤は気落ちして運動量もガクッと落ちた。3日間で7試合目と体力的に厳しかったことは確かだが、プレミアリーグなどで幾度も逆境を跳ね返してきた“青森山田らしからぬ”終盤。試合直後、選手たちに向けて厳しい声を発していた上田コーチは「弱いです。誰かがやってくれると思っているうちは……。一から立て直します」。決勝で初めて見せた“弱さ”。北の名門は、技術、身体的な強さはもちろん、最後まで諦めない姿勢、ハードワークする姿勢を磨いて、これからの舞台で悔しさを晴らす。

(取材・文 吉田太郎)

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