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[AFC U-16選手権]豪雨の初戦で光ったMF山内翔の攻守

ゲキサカ / 2018年9月28日 11時55分

MF山内翔は攻守に渡って存在感ある動き

[9.20 AFC U-16選手権GL第1節 U-16日本代表 5-2 U-16タイ代表 マレーシア]

 この試合のMOMを選ぶなら、2得点1アシストの大活躍を見せたFW荒木遼太郎(東福岡高)ということで異論は出ないだろう。ただ、陰のMOMと呼ぶべき確かな貢献でチームを支えたMF山内翔(ヴィッセル神戸U-18)の存在も見逃せない。

 前半2分に失点するという苦しい立ち上がりとなる中で迎えた7分、右サイドから送り込まれたマイナスのクロスを思い切り良く左足でノートラップのミドルシュート。「当たり損ねたので」と本人は苦笑いを浮かべるシーンだが、「でも方向は合っていた」シュートは相手DFに当たってこぼれ、荒木の同点ゴールへと繋がった。体勢が悪いからと弱気にパスを選択することなく、思い切ってまずシュートを選んでいった山内の姿勢によって生まれたゴールだった。

 さらに9分には「あれは良かった」と自分でも振り返る絶妙のスルーパスから荒木をディフェンス裏へと走らせ、MF近藤蔵波(C大阪U-18)のゴールへと繋げてみせた。その後も中盤でタイのテクニシャンたちと球際で渡り合いつつ、パスでゲームを作る持ち味も発揮。豪雨の中でも、タイミングを見極めてボールを持ち出すプレーも光った。

 後半はチームが全体に受け身になってしまう中でバランス取りに苦しみ、「後半は相手に中盤で持たせてしまう形になってしまって、その辺りは課題だらけです」と振り返る。「今日の試合で満足できるプレーは(2点目につながった)あのスルーパスくらい」と言い切る高い志を持つ日本のボランチは、「次の試合まで中2日あるので、明日からみんなで話し合って1試合1試合良くなっていくチームにしないといけない」とも言う。

 今年6月のJFA U-16インターナショナルドリームカップでは、「もっとリーダーシップを取らないといけない」と課題を挙げていた男は、有言実行で勝って兜の緒を締める役を担う。その視線はすでに今日の勝利ではなく、明日以降に向けられていた。

(取材・文 川端暁彦)●【特設】AFC U-16選手権マレーシア2018
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