新潟が矢野V弾で今季初3連勝!水戸は伊藤涼を起点にチャンス量産も決定打欠く

[9.23 J2第34節 水戸0-1新潟 Ksスタ]

　J2リーグは23日、第34節2日目を行った。ケーズデンキスタジアム水戸では水戸ホーリーホックとアルビレックス新潟が対戦し、新潟が1-0で勝利した。

　前半はスコアレスに終わった。互いの決定機は終盤に訪れた。前半42分、水戸は左サイドのDFジエゴのノールックパスを受けたMF伊藤涼太郎がPA左へ進入。左足シュートを放つと、相手に当たって左ポストを叩いた。

　直後に新潟は、カウンターの流れからFW田中達也、MF戸嶋祥郎とつないでPA右手前のMF加藤大が左足を振り抜く。しかし、コントロールショットはクロスバー直撃。先制点とはならなかった。

　水戸は後半9分、敵陣中央から伊藤涼が絶妙なタイミングでスルーパスを供給。うまく抜け出したMF田中恵太が右足アウトでシュートを放ったが、惜しくもGKアレックス・ムラーリャに止められ、決定機を逃した。

　新潟は後半16分にFW河田篤秀に代えてFW矢野貴章を投入。だが、伊藤涼を起点に攻め込む水戸に再びチャンスが訪れる。22分、PA左角あたりでFKを獲得すると、MF木村祐志が入れたクロスにFWジェフェルソン・バイアーノがヘディングシュート。しかし、GKムラーリャの正面に飛んでしまい、バイアーノは頭を抱えた。

　新潟は後半23分、田中達に代えてMF高木善朗を入れ、フレッシュな2人が前線からプレッシャーをかけた。すると、35分に均衡が破れた。左サイドからMFカウエがアーリークロスを供給。矢野が競ってこぼれたボールを高木が左足で狙うと、相手に当たってゴール前の矢野につながる。これを矢野が冷静に右足で流し込み、新潟が先制した。

　リードした新潟は後半37分にMF原輝綺を投入。39分にルーズボールに競り合った際、原がMF茂木駿佑に頭部を蹴られるアクシデントもあったが、1-0で逃げ切り勝利。新潟が今季初の3連勝を飾り、水戸は6試合ぶりの黒星を喫した。
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