[AFC U-16選手権]先発7人変更のU-16日本代表、タジキスタンとスコアレスドロー
ゲキサカ / 2018年9月28日 11時56分
[9.23 AFC U-16選手権GL第2節 U-16日本代表 0-0 U-16タジキスタン代表 マレーシア]
U-16日本代表は23日、19年U-17ワールドカップへの出場権を懸けたAFC U-16選手権マレーシア2018のグループリーグ第2戦でタジキスタンと対戦。0-0で引き分けた。1勝1分の日本は26日のグループリーグ最終戦でグループリーグ突破の2位以内を懸けて、1勝1敗の地元・マレーシアと戦う。
タイとの初戦を5-2で逆転勝ちした日本は、中2日で迎えた第2戦でCB半田陸主将(山形ユース)とMF横川旦陽(湘南U-18)、MF近藤蔵波(C大阪U-18)、MF荒木遼太郎(東福岡高)の4人を除く先発7人をチェンジ。4-1-4-1システムのGKは野澤大志ブランドン(FC東京U-18)で4バックは右SB山田奈央(浦和ユース)、CB半田、CB佐古真礼(東京Vユース)、左SB石田侑資(市立船橋高)。中盤は横川が1ボランチに入り、その前方に三戸舜介(JFAアカデミー福島U18)と荒木が並んだ。右MF中野桂太(京都U-18)、左MF近藤、そして1トップは青木友佑(FC東京U-18)が務めた。
タジキスタンはマレーシアとの開幕戦を2-6で落としていたが、競り合いに強い選手が多く、ハードワークを厭わないチーム。その相手に対し、日本は前半9分に右サイドから上手く中へ持ち出した青木の左足シュートがゴールを襲う。
半田を中心としたDF陣が人と人の勝負で劣らず、ボール保持を続けた日本だが、パスワークが停滞。斜めのパスから攻撃のテンポを上げたシーンもあったが、精度を欠くことも多く、決定機を作り出すことができない。
近藤の縦への仕掛けや“193cm砲”佐古の高さを活かしてのセットプレーなどでゴールを目指したが、無得点で前半を折り返した。その日本は後半開始から山田奈に代えて右SBに角昂志郎(FC東京U-18)を投入。システムも三戸をボランチに落として4-2-3-1へと変化させた。
それが功を奏し、日本はボール回しがスムーズに。後半開始直後には中野桂の強烈な左足ミドルが相手ゴールを脅かし、右サイドで高い位置を取る角が中央のスペースを作り出した。
だが、引いて守るタジキスタンのゴールをこじ開けることができない。日本は18分、青木に代えてFW西川潤(桐光学園高)をピッチへ送り出す。さらに35分には三戸に代えてMF山内翔(神戸U-18)を投入。37分には西川のスルーパスに反応した荒木が右中間から右足を振り抜くが、シュートはGKにキャッチされた。
終盤、タジキスタンは足を攣らせる選手が増えた。だが、日本はタジキスタンの分厚い守りの前になかなかシュートまで持ち込むことができない。アディショナルタイムに左クロスのクリアを角が頭で狙ったシュートもGKがキャッチ。日本は最後まで得点を奪うことができずに引き分けたものの、勝ち点1を加えてグループ首位に立った。3日後は、開催国とグループ突破を懸けたアウェー戦となったが、勝てばグループ1位、引き分けでもグループ2位以内が確定。日本は勝って、決勝トーナメントに進む。
●【特設】AFC U-16選手権マレーシア2018
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