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内田篤人が劇的決勝弾!! “日本勢最後の砦”鹿島、AT大逆転で初のACL決勝に王手

ゲキサカ / 2018年10月3日 21時2分

劇的な決勝ゴールを決める鹿島アントラーズDF内田篤人

[10.3 ACL準決勝第1戦 鹿島3-2水原三星 カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は3日、準決勝第1戦を行い、日本勢で唯一勝ち残っている鹿島アントラーズはホームで水原三星(韓国)と対戦した。序盤に2失点を喫したが、後半アディショナルタイムにDF内田篤人の劇的な逆転ゴールが決まって3-2で勝利。クラブ史上初のACL決勝進出をかけた第2戦は24日、敵地の水原ワールドカップ競技場で行われる。

 鹿島は9月29日に行われたJ1第28節の神戸戦(○5-0)から先発6人を変更。MFレオ・シルバが累積警告で出場停止となり、内田、DF山本脩斗、DFチョン・スンヒョン、MFセルジーニョ、MF三竿健斗、MF遠藤康が新たにスタメン入りした。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は立ち上がりから激しく動いた。前半2分、水原三星はFWイム・サンヒョプの突破から右CKを獲得し、MFヨム・ギフンが左足で鋭いボールを供給。ニアサイドでイム・サンヒョプが軌道を変えると、クリアを試みた内田に当たったボールがゴールラインを越え、オウンゴールで先制点が入った。

 さらに前半6分、鹿島は左サイドでイム・サンヒョプと競り合った山本のクリアミスからピンチを招くと、FWデヤン・ダムヤノビッチの突破を許してしまう。そのままPA内右寄りを抜け出され、強烈なシュートがGKクォン・スンテに当たってゴールイン。早くも2つのアウェーゴールを献上する形となった。

 序盤は水原三星の激しいプレッシャーに苦しめられた鹿島だったが、2点を先取した相手の出足が緩くなり、徐々にチャンスをつくれるようになる。すると前半21分、右サイドを突破したMF永木亮太のパスをセルジーニョがうまくおさめ、中央にクロスを配給。これにFW鈴木優磨が鋭く反応し、DFチャン・ホイクのオウンゴールを誘った。

 水原三星は最終ラインに5枚を並べ、後方を重くした布陣で守るシステムだが、中盤で数的優位を保った鹿島がその後も攻め立てる。ところが前半終了間際には、直前にビッグセーブを披露したクォン・スンテが小競り合いで相手選手に頭突きし、イエローカードが提示されるという荒れた展開を見せた。

 後半の入りから勢い良く相手陣地に攻め入った鹿島は2分、MF遠藤康と鈴木との連係から内田がPA内に切れ込み、相手DFに後ろから倒されたが、PKを告げるホイッスルは鳴らず。微妙な判定に阻まれた鹿島は同11分、MF安部裕葵に代わってMF安西幸輝をピッチに送り込んだ。

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