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[少年男子]質高い攻撃続けた埼玉県が石川県の勢い止め、17年ぶり5回目の日本一!!

ゲキサカ / 2018年10月4日 16時29分

 自力のある埼玉県は停滞する時間を増やさずに多彩な攻撃を見せる。中盤で相手のマークを剥がして大きく前進したり、谷口のサイドチェンジなどで相手に的を絞らせない。27分には田中の斜めのパスを起点に盛のスルーパスで松村が抜け出す。だが、右足シュートはゴール左へ。その後もエース柴山がワンツーから左足シュートを放つなど石川県にプレッシャーをかけた。一方の石川県も前半終了間際に右中間を抜け出した内藤が切り返しでDFを外して左足シュート。だが、ヒットせず、0-0で前半を終えた。

 石川県は後半開始から酒尾に代えてMF小林大佑(金沢U-18、2年)を投入。後半6分にはその小林から斜めのスルーパスが入り、内藤がGKをかわすが左足シュートはポスト左へ外れてしまう。

 埼玉県はその直後、松村に代えてMF木下翼(浦和ユース、1年)を投入。石川県も宮本に代えてMF鈴木嶺騎(鵬学園高1年)をピッチへ送り出した。この後互いにゴール前のシーンを作り出す中、埼玉県がスコアを動かす。

 16分、左中間で須藤と盛がボールをキープし、中央の柴山へ繋ぐと、柴山が左足アウトで1タッチスルーパス。これで抜け出した大澤が飛び出してきたGKを左足ループシュートで破り、先制した。

 大澤はサブ組のいるコーナー方向へ歓喜のダッシュ。その背番号16を中心に埼玉県の選手、コーチ陣が喜びを爆発させた。だが、石川県は非常に粘り強い好チーム。鈴木の右足ミドルや駒沢の鋭いターン、ドリブルなどで攻め返した。

 それでも、攻撃の手を緩めない埼玉県は大澤や柴山のミドルシュートで2点目を狙う。27分には盛に代えてMF中山昂大(大宮ユース、1年)を投入。31分には柴山のスルーパスで抜け出した大澤がGKとの1対1から左足を振り抜くが、再三好守を見せていた石川県GK紙谷が立ちはだかる。

 埼玉県は35分、大澤に代えてFW山内太陽(昌平高2年)を、さらにアディショナルタイムには柴山に代えてFW堀井真海(浦和ユース、1年)を送り出す。諦めない石川県は終了間際にセットプレーなどからゴールを目指したが、久保や村上、田中を中心に守る埼玉県ゴールを破ることができなかった。

“埼玉らしい”質の高さと多彩な攻撃、我慢強い守備を決勝でもやり抜き、「優勝が目標」(大野恭平監督、大宮南高)へ向かって走り抜いた埼玉県が、国体日本一に返り咲いた。

(取材・文 吉田太郎)●第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」特集

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