冬のニューヒーロー候補、昌平の1年生MF須藤は国体で計4発。日本一勝ち取り、選手権予選へ
ゲキサカ / 2018年10月5日 20時32分
[10.4 国体少年男子決勝 埼玉県 1-0 石川県 テクノポート福井総合公園スタジアム]
インターハイではあと一歩で手が届かなかった栄冠を掴み取った。1年生ながら埼玉の強豪、昌平高の10番を背負うMF須藤直輝は、今夏のインターハイでベスト4進出に貢献。今回の国体では初戦から準決勝まで4試合連続ゴールを記録して埼玉県を勝利へ導き、インターハイでは立つことができなかったファイナルのピッチで日本一を勝ち取った。
「5戦連発はならなかったですけれども、チームが日本一になれたのでそれは良かったです」。相手を翻弄するようなドリブル、トリッキーなパスなどに楽しみながらチャレンジし、その技を大舞台で発揮ことができる注目プレーヤー。決勝戦でも立ち上がりからドリブルで2人、3人と抜きにかかり、PAまでボールを持ち込んでいた。
ただし、決勝については「決勝は特に良いプレーはできなかったし、ボールロストも多かった」と反省。守備面での貢献度は大きく、攻撃面でも相手の脅威になっていた印象だ。だが、本人にとっては不満のパフォーマンスで、狙っていた5試合連続ゴールを記録することもできなかった。
それでも、国体では2度後半終了間際に決勝点を挙げ、準決勝でも残り5分で値千金の先制ヘッド。「上手い上に怖い」アタッカーへ変わりつつあることを十分に印象づけた。「苦しいところで点獲る選手というのは自分でも目指していた場所」と須藤。インターハイ、国体の厳しい試合を経てより結果を出す選手へと進化してきている。
大宮ジュニアユースでともにプレーしてきた旧友たちと戦った国体を、最高の形で終えた。「昌平でも1位を取りたかったんですけれども、今大会で悔しさを発揮するとともにみんなとやるサッカーが楽しかったんで、これでこのメンバーとやるのは最後になるんですけれどもとても良い思い出になりました」
次の目標は選手権予選で優勝すること。「選手権は自分が(大宮ジュニアユースから)この高体連というところを選んだ目的、理由でもあるので絶対に1位を取るために自分を出して優勝していきたいと思っています」。まずは国体で課題となった部分をしっかりと改善すること。そして、選手権のニューヒーロー候補は全国出場を決め、注目される中で再び結果を残す。
(取材・文 吉田太郎)●第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新潟の新鋭、上越は創部9年目でプリンスリーグ初挑戦。MF松澤煌成主将「笑って終われるような1年間に」
ゲキサカ / 2024年4月16日 21時36分
-
昨年6月以来の復帰戦で特長発揮。神村学園の注目FW金城蓮央は「13」の先輩たちに「負けないぐらいのプレーを」
ゲキサカ / 2024年4月16日 17時16分
-
[MOM4662]昌平MF三浦悠代(3年)_ 「頭でサッカーが凄くできている」。元代表FWの玉田監督も称賛、小柄なMFが交代出場で2発!
ゲキサカ / 2024年4月14日 1時28分
-
「スピードで相手を翻弄できる」高川学園FW行友祐翔が右サイドバックとして攻守両面で躍動。欧州挑戦中の兄に近づく
ゲキサカ / 2024年4月2日 10時22分
-
[船橋招待]桐光学園の新10番MF吉田晃大「大事なところで結果を出していける選手に」
ゲキサカ / 2024年3月31日 7時31分
ランキング
-
1横浜FM、クラブ史上初のACL決勝進出が決定 数的不利も蔚山とのPK戦“死闘”制す
FOOTBALL ZONE / 2024年4月24日 21時53分
-
2大敗の吉井監督「交代のタイミング間違えた」 8失点炎上の二保に謝罪「恥かかせた」
Full-Count / 2024年4月24日 21時36分
-
3一度は中止の女子版ACLプレ大会決勝、やっぱり実施へ…三菱重工浦和が出場、5月10~12日頃に駒場開催検討
スポーツ報知 / 2024年4月24日 18時37分
-
4大谷翔平が「人生の中でトップクラス」と自画自賛 前夜の191キロ衝撃弾を自ら解説
スポーツ報知 / 2024年4月25日 8時32分
-
5大谷、たった26試合でド軍歴代トップ3を独占 止まらない弾丸ライナー、1位&3位記録を2日で樹立
THE ANSWER / 2024年4月25日 11時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください