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高校得点王3冠から10年…J1復帰誓う大前元紀、プロ初得点王は「後からついてくればいい」

ゲキサカ / 2018年10月6日 22時28分

J2得点ランキング首位のFW大前元紀

[10.6 J2第36節 大宮2-1水戸 NACK]

 浮沈の鍵を握っている。大宮アルディージャFW大前元紀は現在、キャリアハイの21ゴールを積み上げ、J2得点ランキング首位。この日は3戦連発とはならなかったが、チャンスで周りを生かし、2試合ぶりの勝利に貢献した。

 最大の決定機は後半27分だった。「(自身は)オフサイドポジションにいて、バラ(茨田)が抜けられると思った」。GK笠原昂史のゴールキック1本でMF茨田陽生が最終ラインの背後に抜け出すと、エリア内まで駆け上がった大前が「パスはくると思っていた」と呼び込み、右足シュート。決定的な形だったが惜しくもゴール右に外れ、その直後にベンチに下がった。

 シーズンを通してコンスタントに得点を積み上げてきた。好調の要因を聞くと「試合にずっと出続けていること」と即答。35試合出場はMF三門雄大の36試合に次ぐチーム2位タイとなる。「1試合の中にある1チャンスをしっかり決め切れている」と話すゴールゲッターは「去年よりも味方が特長を分かってくれて、サポートがあるからこそ貢献できている」とチームメイトにも感謝した。

 清水時代の2016年にはJ2で29試合18ゴールを記録し、J1復帰に貢献した。移籍初年度の昨季はJ1で25試合2ゴールと苦しみ、チームは最下位でJ2に降格。それでも、今季はすでにキャリアハイを更新する21得点。ゴールへの嗅覚を研ぎ澄ませながら、5アシストを記録するなど、味方を生かすプレーも光っている。

 流通経済大柏高時代には3年時の2007年に総体、全日本ユース選手権、全国高校選手権と3大会で得点王に輝き、高校サッカー史上初となる得点王3冠を達成した。10年の歳月を経て、28歳でプロ初の得点王を視界に捉えているが、「後からついてくればいい」と気負いはない。昇格争いが佳境を迎える中、「まずはJ1昇格、優勝を狙っている。その中でゴールが勝利につながっていけば」と、自身の記録よりもチームの目標に視線を向けていた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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