エメリ体制のアーセナルがゴールラッシュ!ラカゼット2発などでフルハム下して公式戦9連勝

アレクサンドル・ラカゼットが2ゴール

[10.7 プレミアリーグ第8節 フルハム1-5アーセナル]

　プレミアリーグは6日、第8節を各地で行った。アーセナルは敵地でフルハムと対戦し、5-1で勝利した。

　4日のヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第2節でカラバフ(アゼルバイジャン)を2-0で下し、公式戦8連勝を飾ったアーセナル。中2日のこの試合はスタメン6人を変更し、GKベルント・レノとDFロブ・ホールディング、DFナチョ・モンレアル、FWアレックス・イウォビ、FWダニー・ウェルベックが引き続きスタートからとなった。

　前半はポゼッション率はほぼ同じだったが、積極的にシュート放ったのは、12本(枠内3本)のフルハムだった。3分、敵陣中央でDFエクトル・ベジェリンの横パスを奪ったFWルシアーノ・ビエットがドリブルで運んでPA手前から右足を振り抜く。しかし、ホールディングに当たってコースが変わったシュートをGKレノに弾き出され、早々の先制点とはならなかった。

　その後は一進一退の攻防。試合が動いたのは前半29分だった。アーセナルはFWアレクサンドル・ラカゼットが左サイドへ展開し、イウォビがタメを作って、オーバーラップして追い越していったモンレアルへパス。これをモンレアルがダイレクトで折り返し、ラカゼットが反転から右足シュートをゴール左隅に突き刺し、先制に成功した。

　先制こそ許したが、フルハムのプレーが消極的になることはなかった。それが実ったのは前半終了間際だ。44分、ハーフェーライン付近でインターセプトしたMFアンドレ・ザンボ・アンギッサが素早く縦に送り、ビエットがPA内へスルーパス。GKレノが飛び出していたが、FWアンドレ・シュールレがダイレクトで右足ループを沈め、1-1と試合を振り出しに戻した。

　追いつかれて後半を迎えたアーセナルだが、3分にベジェリンが放った強烈なシュートはGKマーカス・ベッティネッリのファインセーブに阻まれたが、直後に勝ち越しゴールを奪う。4分、高い弾道のロングパスをウェルベックが頭で落とし、PA左手前からラカゼットが右足シュートをゴール左隅に決め、2-1とした。

　アーセナルは後半17分、ウェルベックに代えてFWピエール・エメリク・オーバメヤン、22分にはイウォビに代えてMFアーロン・ラムジーを投入すると、この交代策が奏功する。22分、自陣右サイドからパスをつなぐと、MFヘンリク・ムヒタリアンがPA左へスルーパス。オーバメヤンの折り返しをラムジーが左足ヒールでゴール右隅に流し込み、3-1。途中出場の2人が早速ゴールに絡んだ。

　さらにアーセナルは後半34分、ムヒタリアンが右サイドに大きく展開すると、ベジェリンがライン際からクロスを送る。ニアに走り込んだオーバメヤンがトラップから反転しながら左足を振り抜き、4-1。35分にラカゼットを下げてMFマテオ・グエンドゥジを入れ、中盤からのプレスを強化し、アディショナルタイム1分にはオーバメヤンがダメ押し。5-1でアーセナルがリーグ戦5連勝、公式戦では9連勝を飾った。
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