2戦連続キャプテンマークの青山、フレッシュな意欲で先制アシストも

ゲキサカ / 2018年10月13日 0時29分

後半43分に交代し、森保監督と握手をかわすMF青山敏弘

[10.12 キリンチャレンジカップ 日本3-0パナマ デンカS]

 ピッチに立っていた88分間、日本代表MF青山敏弘(広島)は意欲的なプレーを見せ続けた。ダブルボランチの一角として、森保ジャパンの初陣となった9月11日のコスタリカ戦(3-0)に続いてキャプテンマークを巻いた背番号17。パナマを相手にやや攻めあぐねていた前半23分、絶妙なスルーパスをDF室屋成に通すと、同25分、38分にはDFラインの裏に抜けるFW大迫勇也へ浮き球のパスを供給する十八番のプレーを見せた。

 ここまではゴールに結びつかなかったが、前半42分、中央を切り裂く鋭い縦パスを前線に送ると、今度はMF南野拓実が巧みなターンでDFをかわしてシュートを決めた。流れをたぐり寄せる先制点をアシスト。後半、南野が下がったあとはセットプレーのキッカーも務めて追加点を狙った。良さを出そうという気持ちが随所に見えた。

「ミスもあったし、悪い時間帯もあったけど、僕自身はチームとしてどう戦えるかが自分自身の評価につながると思っている。良くない時間帯にどう対応できるかということについては、そこまで悪くなかった」。控えめではあるが、しっかりと胸を張る。

 左右のサイドハーフにMF中島翔哉とMF堂安律を配置したコスタリカ戦から変わり、この日の両サイドはMF原口元気とMF伊東純也という一戦目とはタイプの違う2人だった。

「もっとスペースを使いたかったけど、大迫におさまったあとにスピードアップできなかった。おさまったときに3人目が動き出せるように、そういうところのテンポやスピード感はもっとチームとしてつくっていけると思うし、僕ら(ボランチ)がもっとつくってあげないといけない」。反省が口をつくが、それでも2試合連続の3-0は十分な結果だろう。「もっと点は取れたと思うし、チャンスを増やさないといけないけど、それでも3-0で勝てたのはポジティブだと思っている」。青山自身もそう感じている。

 アルベルト・ザッケローニ監督時代の13年7月に行われた東アジア杯で日本代表に初選出され、14年ブラジルW杯ではグループリーグ最終戦のコロンビア戦に先発。大舞台も経験しているが、代表キャップはこの日のパナマ戦で意外にもまだ10試合目。広島でのタイトルや実績を踏まえると、もっと代表の中心地にいてもおかしくないが、今まではどこか突き抜けるタイミングをつかめなかった。

「サイドにボールが入ったときにボランチがサポートに行って、もっと高い位置で僕らが前を向けると良かったが、そういうプレーがあまりなかった」「決定的なピンチはなかったけど、攻められたあとのところでもっと攻撃につなげたかった」。反省の弁にフレッシュさも漂わせた32歳のベテラン。パナマ戦で見せた“らしさ”で今度こそ突き抜けることができるか。

(取材・文 矢内由美子)
●アジアカップ2019特設ページ

ゲキサカ

トピックスRSS

ランキング