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「今年は不運なことが多く起きた」鳥栖がフィッカデンティ氏の契約解除&金明輝氏の監督就任を正式発表

ゲキサカ / 2018年10月19日 1時13分

鳥栖がマッシモ・フィッカデンティ監督との契約解除を発表

 サガン鳥栖は18日、マッシモ・フィッカデンティ監督(50)との契約を両者合意の下、解除することを発表した。これに伴い、金明輝氏(37)が正式にトップチームの監督に就任。また、ブルーノ・コンカトップチームコーチ(54)とも両者合意の下で契約解除したと併せて発表している。

 フィッカデンティ氏は2014年から2015年までFC東京を指揮し、2016年から鳥栖の監督に就任。クラブは今夏、FWフェルナンド・トーレスやFW金崎夢生などを獲得して戦力アップを図ったが、第29節終了時点で降格圏内の17位に沈んでいた。

 クラブはこの結果を受け、9日にコーチだった金明輝氏がトップチームの指揮を執ることを発表。フィッカデンティ氏の去就については「協議中」と報告していた。

 フィッカデンティ氏はクラブ公式サイトを通じ、「私自身のプロキャリアの中で、約3年間をサガン鳥栖で過ごせたことは本当に素晴らしいキャリアになりました」と感謝を述べている。

 今季の戦いについては「サッカーの世界では難しい局面に立ち合うこともあります。本当に何が起きるかわからない、いいことも悪いこともある、想像もつかないことが日々起きる世界です。その中で、特に今年に関してはサガン鳥栖にとって不運なことが多く起きたのかなと思います。少なからずそれが成績に影響したこともあると思います」と振り返り、「この状況の中、チームがJ1に残留するために最善を尽くすことをクラブと共に最優先に考える中では、実際に残りの5試合にどのように立ち向かうべきかを二週間の時間を結果的に要することにはなりましたが、協議を続けた上で私とチームとの関係に終止符を打つという結論に至りました」と退任理由を説明した。

 そして「チームは必ず目標を達成するために取り組むでしょう。互いにサガン鳥栖の将来を最優先に考えた上で導き出した答えです」と期待を込め、最後にサポーターに向けて「絶対にサガン鳥栖は来年もJ1で戦える力を持っています。そして、その舞台に立つ権利を残りの5試合で勝ち取る力がこのチームには備わっています。クラブとサポーターが一体となって、皆さん諦めることなく、全力でサポートしていただきたい。最後の最後まで全力で戦ってほしいと思います」とメッセージを送っている。

 中断していたリーグ戦は今週末から再開し、鳥栖は20日に敵地で第30節・仙台戦に臨む。新たに指揮を執ることになった金明輝氏は、「チーム、クラブが持っているポテンシャル、残りの試合数を考えても十分残留は出来ると考えています」と語り、「サガン鳥栖らしさをしっかり出しながら、応援して頂いているファン、サポーターの皆様のためにも全力で取り組んでいきます」と意気込みを示した。

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