首位突破決めたU-19日本代表、久保ら11人が調整…影山監督「まだ何も成し遂げていない」

タイ戦の翌日練習でチームを鼓舞する影山雅永監督

　U-19アジア選手権第2戦タイ戦(3-1)から一夜明けた23日午前、U-19日本代表はインドネシア・ボゴールの練習場で調整した。タイ戦に先発した11人と途中出場のMF山田康太(横浜FM) はグラウンドに姿を見せず、11人で練習を行った。

　出場時間が短かったFW久保建英(横浜FM) 、FW原大智(FC東京)の2人もパス回しやミニゲーム、シュート練習などで約1時間調整した。2連勝を飾ったチームは第3戦のイラク戦を残して決勝トーナメント進出を決めており、GK若原智哉(京都)は「チームの雰囲気は明るい」と話した。

　無事にグループリーグ首位通過を決めたが、影山雅永監督は「まだ何も成し遂げていない。もう1試合できるのはチームが成長できるいい機会」と第3戦を位置付けた。タイ戦で先発5人を入れ替えた狙いについては「突出した10人とそれ以外の選手に差がある集団じゃない。それぞれ個性を持っていて、組み合わせによって違う色が生み出される集団。先を見据えてという部分もあるし、現時点でのコンディション、タイという相手を睨んでの11人」と基準を説明している。

　第3戦を経て、準々決勝に勝利すれば目標に掲げるU-20W杯出場権を獲得できる。まだ試合出場のない実力者にも第3戦で出番が訪れる可能性は濃厚。「チームとして23人の一体感が大事になってくる」と説いた指揮官は、この先の戦いも「タフに1試合1試合に勝っていく」と一戦必勝の姿勢を強調した。

(取材・文　佐藤亜希子)
●【特設】AFC U-19選手権インドネシア2018
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