「14」の責任。前橋育英の新潟内定MF秋山はプレー、「目に見えない部分でも」チーム引っ張り再び頂点へ
ゲキサカ / 2018年11月19日 9時43分
[11.18 選手権群馬県予選決勝 前橋育英高 2-1 桐生一高 正田スタ]
昨年の14番のように自分が頂点へ導く――。前橋育英高のエースナンバー「14」を背負うMF秋山裕紀(3年、新潟内定)はこの日、チームがロングフィードを多用する中で「守備のところに重点置いていました」とディフェンス面を重視。桐生一高の仙台内定MF田中渉(3年)に対して鋭いアプローチで距離を詰めるなど守備意識高くプレーしていた。
前半は相手の左足をケアして決定的な仕事を許さず。後半はサイドに流れてプレーする田中に好パスを通されていたが、それでもDF陣と連係を取りながら守って2-1で勝利。群馬5連覇と選手権出場を達成した。
「(田中は)相手の攻撃の起点だったので、あそこを潰せばと。群馬県で小学生の頃からずっと戦えてきていたので、チームとしての戦いもあったと思うんですけれども、個人としての戦いでもあったと思うので、チームも勝ててそれプラスアルファ個人でも勝てたという意味では良かったかなと思います」とホッとした表情を見せていた。
昨年は14番を背負ったMF田部井涼主将(現法政大)が負傷欠場した準々決勝と準決勝で先発出場。ボランチの位置から前線に絡んで決定的な仕事をすることができる特性を発揮し、当時はまだ不得意だった守備面でも健闘した。
全国で一つ結果を残して日本一に貢献。同時に、ピッチ内外でチームを引っ張り、復帰した決勝戦でも活躍した田部井涼から学んだことがある。「チームを常に鼓舞したりとか、チーム状況を見ながら常にプレーしなければいけないというのは、去年の田部井涼さんから学んだ部分。(今回の選手権は)プレーで引っ張っていく部分はもちろんなんですけれども、声とか目に見えない部分でもチームを引っ張っていけたらなと思っています」と意気込んだ。
今年はなかなかそれが表に出て来なかったが、コーチ陣やチームメートから求められながら徐々に変化。この日はボランチでパートナーを組むMF鏑木瑞生(3年)が大学受験のために欠場している中、「(チームを鼓舞する鏑木が不在で)どうなるかなと思っていたんですけれども、試合中とか人一倍声を出していたので成長したなと感じました」(右SB若月輝主将、3年)とリーダーとしての責任感のある行動でチームを優勝へと導いた。全国でも「14」に恥じないプレー、振る舞いで今度は中心選手として日本一に輝く。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
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