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[MOM579]東洋大FW荒川勇気(3年)_インカレ初勝利もたらす決勝ヘッド「拓夢のためにも俺が点を」

ゲキサカ / 2018年12月12日 23時1分

FW荒川勇気(3年=旭川実高)が値千金の決勝点

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.12 インカレ1回戦 IPU・環太平洋大1-2東洋大 浦安]

 歴史的1勝をもたらすゴールだった。インカレ初出場の東洋大(関東7)は前半26分に先制に成功したが、前半終了間際にアクシデントに見舞われた。2トップの一角を務めたFW小林拓夢(3年=帝京長岡高)が頭を打って担架で運び出され、後半開始と同時に交代でFW荒川勇気(3年=旭川実高)がピッチに入った。

 後半15分、早速絶好のチャンスが訪れた。MF坂元達裕(4年=前橋育英高)を起点に右サイドのDF坂本涼斗(2年=柏U-18)から絶好のクロスが入ったが、ファーサイドで待ち構えた荒川は「相手が前にかぶって見えなかった」と惜しくも頭で捉えられず、決定機逸。その2分後に同点弾を許すと、さらに相手に攻め込まれる苦しい展開が続いた。責任を感じていた荒川は「次はしっかり決め切ろう」と迎えたチャンスを確実に仕留めた。

 後半43分、坂元を起点に今度は左サイドのDF渡辺星夢(4年=前橋育英高)からクロスが入ると、再びファーサイドから今度は強烈ヘッドで叩き込んだ。値千金の勝ち越しゴール。「練習で何回かやっていた形だった。しっかり首を振らずに当てることができてよかったです」。得点後は喜びを爆発させると、その数分後に東洋大の“初勝利”を告げるホイッスルが鳴った。

 旭川実高出身の荒川は北海道から上京して3年。小林とは家が近所で、DF朝妻佑斗(3年=大宮ユース)を加えた同級生3人で練習終わりに必ず一緒に帰る仲だという。「拓夢が怪我をしちゃって、何が何でも俺が点を取ろうと思っていました」。今年の夏まではBチームだったこともあり、今季リーグ戦は1得点。盟友の有事に燃え、しびれる場面で結果を残した。

「気は優しくて力持ち。道民の温和な気質がある」。荒川をそう言い表した古川毅監督は「今日も一本ヘディングを外したところでスイッチが入ったんじゃないかな」と指摘する一方、「ポテンシャルは高い。あとはいい準備をして先手を取って、これをきっかけに化けてほしい」と期待を寄せる。この試合のフィールドプレイヤー最長身の184cm、80kg。恵まれた体格を生かしたフィジカルと空中戦の強さを発揮し、闘争本能にさらに火がつくか。自身も「得点以外の部分はまだダメダメだった」と反省を忘れず、「修正して次も絶対に勝ちたい」と意欲を燃やした。

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(取材・文 佐藤亜希子)
●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

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