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[MOM586]順天堂大FW旗手怜央(3年)_「チームあっての代表」進化著しいエースが2発

ゲキサカ / 2018年12月16日 15時36分

ゴール後に吠えるFW旗手怜央(3年=静岡学園高)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.15 インカレ2回戦 順天堂大2-1関西大 味フィ西]

 確実に進化を遂げながら、エースの仕事を果たした。2020年の川崎F加入が内定しているU-21日本代表FW旗手怜央(3年=静岡学園高)が2ゴール。順天堂大は開始直後にPKを与え、攻め込まれる時間帯が続いたが、ワンチャンスを仕留めた。

「流れがくるのはわかっていたので、その1本目をしっかり仕留めようと思っていた」。前半37分、DF長谷川光基(1年=FC東京U-18)のロングボールでDF三國スティビアエブス(2年=青森山田高)が左サイドを抜け出し、相手のミスを突いてエリア内を突破。ラストパスを待ち構えたフリーの旗手が左足で先制のゴールネットを揺らした。

 後半開始直後に1-1に追いつかれたが、相手の反撃ムードを止め、試合を決める勝ち越しゴールを陥れた。後半12分、スローインの流れからDF柳澤亘(4年=八千代松陰高)が右サイドを深い位置までえぐり、グラウンダーのクロス。三國がニアサイドでスルーし、フリーの旗手が右足で真ん中に蹴り込んだ。

「あのシーンは自分が『スルー』と言ったので決めるだけだった。エブスが打つより自分のほうが確実だと思った。エブスが相手を引きつけてくれたので」。この試合では中盤に落ちてシンプルにさばき、最後にゴール前に顔を出すプレーも目立った。

「大学だとマークされるのはわかっている。人を使ってもう一回中に入っていくシーンをやらないと結果を残せないと思っていた」。堀池巧監督の「味方を使うことを覚えないと代表クラスでは無理」という指導もあってか、周囲を使ったプレーも織り交ぜて相手の脅威となった。

 今年は夏のアジア大会など、U-21日本代表との行き来の中で充実のシーズンを送った。「試合がたくさんあれば成長につながる。チームあっての代表なので、代表でしっかりやってチームに恩返しをする気持ちでやっている」。代表の経験から還元する部分は多く、成長速度は加速している。

「シュートもオフの動きも守備も連携も…全部っすね。大学でできても代表でできないことがたくさんある。そのギャップはあると思うけど、常に高いレベルを意識していきたい」

 終盤はもう2度、決定的なチャンスを迎えたものの、惜しくもハット達成とはならなかった。「もっとこだわってやらないといけない」と自身は貪欲にゴールを求め、大会目標は「優勝」。中1日で関東王者・早稲田大との準々決勝へ。「感謝している」という4年生との最後の大会を、最高の形で締めくくる。

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(取材・文 佐藤亜希子)
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