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「凄かった」“死闘”から3年、大津が組織守備と高速カウンターで再び静岡学園を沈める!

ゲキサカ / 2018年12月14日 19時48分

前半40分、大津高FW奥原零偉(11番)がアシストのMF水野雄太とゴールを喜ぶ

[12.14 プレミアリーグプレーオフ1回戦 静岡学園高 1-3 大津高 呉市総合スポーツセンター陸上競技場]

 高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグの19年度参入を懸けた高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018プレーオフの1回戦が、14日に広島県内各地で行われた。プリンスリーグ東海優勝の静岡学園高(静岡)と、プリンスリーグ九州2位の大津高(熊本)の注目対決は、3-1で大津が勝利。大津は16日の2回戦(昇格決定戦)で矢板中央高(関東1/栃木)と戦う。

 両校は3年前のプレーオフ(当時はプレミアリーグ参入戦)2回戦で延長戦を含む110分間の“死闘”を演じ、延長後半終了間際の決勝点によって大津が勝利。プレミアリーグ昇格を果たしている。この日、ダメ押しの左足FK弾を決めたMF松原亘紀(3年)は「(3年前の)あの代に憧れて大津に入ってきました。youtubeに映像があるので、あの試合は何度も見ました。今日の試合よりも凄かったです。見ているだけでも楽しかったです」と微笑む。その好勝負以来、3年ぶりに広島で相まみえた“公立の雄”大津と技巧派軍団・静学。その戦いは組織守備と高速カウンターの大津が、3年前同様に勝利した。

 試合は前半3分に早くも動く。大津はU-18日本代表MF水野雄太(3年)が右サイド後方からFKを蹴り込むと、飛び込んだU-18日本代表CB吉村仁志(3年)がファウルを受けてPKを獲得。このPKをMF大竹悠聖(3年)が右足で左隅に決め、大津が先制した。

 セカンドボールの攻防で優位に立った大津はFW大崎舜(3年)を起点に、コンビネーションによる崩しから2点目を奪おうとする。だが、静岡学園は19分、相手セットプレー後のカウンターからU-17日本代表FW松村優太(2年)が鋭く左サイドを突破。さらに中央へ切れ込みながらもう一人を強引に剥がし、最後は右足シュートをゴール左隅にねじ込んだ。

 エースFW塩浜遼(3年)が欠場した静岡学園だったが、個で奪い取ったゴールによって1-1。注目MF神田凜星(3年)が多くボールに絡み、攻撃時間を増やしていた。だが、大津は湘南内定CB福島隼斗主将(3年)と吉村の2人を中心とした組織守備で対抗。縦パスやシュートコースを開けずに、PAでは相手に前を向かせずに外へと押し出していく。

 そして40分、堅い守備を続けた大津のカウンター攻撃が炸裂。中盤中央で大崎がボールを収めてから左サイドへはたくと、水野がスピードに乗って一気に抜け出す。そのラストパスをFW奥原零偉(3年)が左足ダイレクトでゴールに沈めて再び勝ち越した。

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