横浜FMユース破る番狂わせ!尚志が雨中の逆転勝利でプレミア昇格!!
ゲキサカ / 2018年12月16日 22時41分
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 尚志高 2-1 横浜FMユース 広島スタ]
尚志が雨中の逆転勝利でプレミア昇格! 高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグ昇格を懸けた高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 プレーオフ2回戦が16日に行われ、プリンスリーグ東北優勝の尚志高(福島)とプリンスリーグ関東2位の横浜F・マリノスユース(神奈川)が激突。後半45分にU-17日本代表FW染野唯月(2年)が決めた決勝ヘッドによって尚志が2-1で逆転勝ちし、11年以来となるプレミアリーグ昇格を果たした。
仲村浩二監督は「マリノスが9割9分勝つと思っていたと思う」と語り、主将のMF大川健(3年)も「誰に聞いても尚志が負けると言う人が絶対に多かったと思います」と認める。尚志は主力の2CBが怪我で、GKは出場停止。エース染野は2日前の1回戦で頭部を負傷して救急車で救急搬送され、出場が危ぶまれていた。そして、対戦相手はJユースカップ優勝チームで公式戦11連勝中の横浜FM。不利な条件が揃っていた。
だが、「勝って見返したい」(大川)という気持ちを持って戦った尚志が、後半勝負に出て逆転勝ち。試合終了の笛が鳴ると、サブ組の選手たちがピッチへ飛び出し、選手、スタッフが歓喜の抱擁を繰り返していた。
尚志はゲームプランがハマった。試合開始時は普段の4-4-2システムでスタートさせ、すぐに4-3-3へシフト。「中盤ダブルだと抑えられない」(仲村監督)と考え、前半は3ボランチで臨む策だったが、最初の並びを変えることで相手に警戒心を植え付けようとした。
試合が始まると守備に重心を置き、相手にボールを支配されても気にしなかった。コンパクトさを維持して横浜FMのコンビネーションや突破に対応。それでも、横浜FMは注目FW津久井匠海(1年)やMF椿直起(3年、トップチーム昇格)がサイドに穴を開けてきていたが、尚志は最後の局面で先にボールを触って得点を許さない。
横浜FMの椿にチーム一の身体能力を誇る右SB高橋海大(3年)を当てて対応した尚志は、突破力と得点力を兼ね備えた相手のキープレーヤーに十分な仕事をさせなかった。だが、前半28分、横浜FMが先制点を奪う。津久井が強引に中央突破してシュート。これは尚志GK鈴木康洋(3年)が止めたが、こぼれ球を拾ったMF榊原彗悟(3年)が右足ループシュートでゴールネットを揺らした。
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