[NB CUP]“静学のアザール”に。U-17代表MF松村は代表定着、プロ入りを目指す
ゲキサカ / 2019年1月8日 16時50分
[1.6 NB CUP決勝 日大藤沢高 1-4 静岡学園高 時之栖裾野G]
U-17日本代表のMF松村優太(2年)は、静岡学園高の右MFとして先発出場。コンディション調整しながらのプレーのため、まだベストのパフォーマンスではなかったが、右サイドから鋭いドリブルで切れ込むプレーもしていた。
チームは4-1で逆転勝利。昨年、出場機会を伸ばして初の年代別代表に選出されている俊足アタッカーは、「自分たちの代になって、しっかり勝ち切れたのは大きいかなと思います」と優勝を素直に喜んでいた。
年代別日本代表の経験は自身にとって大きなものになった。10月に福島県で開催されたJENESYS2018日メコン U-17サッカー交流大会に出場。「選抜とかの経験がなかったので、代表行って凄く周りもレベルが高くて刺激になりましたし、その経験は自分の中でもサッカー人生でも大きいかなと思います」と振り返る。
特に刺激を受けた選手は東海大相模高から甲府へ進むMF中山陸だ。すでにルヴァンカップ準々決勝に出場し、ゴールも決めていた中山について「視野がとても広くて、長短のパスや技術もとても高くて、周りが見えているなと。間近でプロでデビューしている選手を見て、自分も早くそこでプレーしたいと思った」という。
同世代の先行く選手たちが目標になっている。「自分たちの世代は久保建英くんや西川潤くんのように世界でやっていっている選手がいるので、ちょっとでも早く近づけるようにしていかないといけない。個人としては(各大会で)活躍して代表でもう一度やりたいですし、活躍しないと呼ばれないと思うので、自分のプレーを意識しながらチームを勝たせるために頑張っていきたい」。スピードに乗ったドリブルは止められない自信を持っている。よりゴールに直結するプレー、より自分を活かす動きを磨き、どの試合でも活躍する選手になる。
参考にしている選手はベルギー代表MFエデン・アザール(チェルシー)だ。「プレミアのデカいDFの間をスルスル行くのでアザール選手みたいにできたらいい」という高速アタッカーが“静学のアザール”と言われるような選手になって、目標とするステージに近づく。
(取材・文 吉田太郎)
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