米子北から高卒Jリーガーは昌子ら以来…“回収屋”MF佐野海舟「1年目から試合に」
ゲキサカ / 2019年1月17日 11時25分
FC町田ゼルビアに新入団するMF佐野海舟は「1年目から試合に絡みたい。その気持ちがないと成長しないと思う。町田のJ1昇格に少しでも貢献したい」と目標を語った。
海舟という名は、父親が好きだという江戸時代末期から明治時代初期に活躍した偉人、勝海舟に由来する。
そして名前に違わぬ“回収屋”だ。「あまり目だつタイプではなかった」という中学時代に自分自身のプレースタイルを見直した。セカンドボールの回収や、インターセプトに特化。「縁の下の力持ち」に徹することで、存在感に磨きをかけてきた。
山陰地方の名門である米子北だが、高校からすぐにJリーガーへの道へ進む選手は少ない。前例は鹿島に入団したDF昌子源(トゥールーズ)、川崎に入団したFW谷尾昂也(ヴァンラーレ八戸)の2011年まで遡る。
佐野も夏場までは大学を経由する考えを持っていたが、高校の指導者の勧めもあり、プロ入りを目指すことになった。「大学に行ってプロに行くより高卒の方が厳しいけど、厳しい道を進んだ方が成長すると思ったので選びました」。
そこからは町田の他にも練習参加を経験したが、雰囲気が気に入った町田から10月後半に獲得オファーが届いたことで、入団を即決した。
「昨季はライセンスが獲れていない中での選手の頑張りが凄かった。J1に上がれないと分かっていてもモチベーションを維持できるのは、凄いと思いました」
プロでの対戦を楽しみにするのは、今季より大津高から湘南に入団するDF福島隼斗。CBを主戦場とする選手だが、昨年練習試合で対戦した際にボランチでプレーしている姿を見て、衝撃を受けたのだという。
「ロングキックの質が凄い。ズレない。ボールの受け方も凄く工夫しているなと思ったので、そういうところを見習いたいです」
普段から交流があると話す選手だからこそ感じた凄さ。ライバルはJ1を戦うが、数年後の対戦を楽しみに、まずはJ2で腕を磨く。
(取材・文 児玉幸洋)※名鑑データは2018シーズンのものです。
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