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成長著しい20歳の相棒にCBの訓示…麻也「ワンプレーで評価が下がる。その難しさ付きまとう」

ゲキサカ / 2019年1月22日 5時12分

試合後、DF冨安健洋とハイタッチするDF吉田麻也

[1.21 アジア杯決勝T1回戦 日本1-0サウジアラビア シャルジャ]

 サウジアラビアに76.3%という驚異的なボール支配率を許したことに日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)は「非常にボール回しに長けていたと思う」と率直に認めた。「こういう結果を受けて、アジアのレベルの差は縮まっていると感じたし、そこは僕らも危機感を覚えないといけない」。そのうえで「こういう難しい試合でセットプレーから点を取って、1-0で終われたのは選手とチームが成長するうえで大事になる」と、チーム一丸となって我慢強く勝利をもぎ取った試合内容を評価した。

 セットプレーでもスカウティングが生かされた。前半20分、MF柴崎岳の左CKからマンツーマンマークを振り切ったDF冨安健洋が先制ヘッド。「分析スタッフのアドバイスどおりで、セットプレーがキーになるという話があった。そこから理想的な形で点を取れたのは大きかった」。サウジアラビアはグループリーグ最終戦のカタール戦でもセットプレーから失点しており、そこは一つの穴だった。

 ゴールを決めた冨安は「今までのゾーンプラスマンツーからマンツーに変えてきていた」と、相手が守備の仕方を変えてきた中で、「ギャップが生まれると思っていたし、マンツーにしてはゆるいと思っていた」と狙いを持っていた。吉田も「ファーが空くのは分かっていたから、僕がニアに入った。マンツーマンにしてきたけど、逆にファーは空くだろうと話していた」と、してやったりだ。

「スカウティングはロシア(W杯)のときも緻密だったし、(映像分析の)フォーマットもイングランドと同じものを使っている。ITはどんどん進んでいる。サウサンプトンも分析のスタッフを10人以上雇っているし、そこは大事」。そう言って分析スタッフに感謝した。

 日本代表のアジアカップ最年少得点記録となる20歳77日での国際Aマッチ初ゴールを決めた冨安に得点後は笑顔で抱きついた吉田。「こういう堅い試合はセットプレーがモノを言う。よく点を取ってくれた」。そう賛辞を送ると、「1試合で評価されるポジションではないし、逆にワンプレーで評価が下がるポジションでもある。その難しさはセンターバックには付きまとうもの。この高いパフォーマンスを維持することが大事」と、成長著しい相棒のさらなる飛躍に期待していた。

(取材・文 西山紘平)
●アジアカップ2019特設ページ

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