[新人戦]「やってやろう!」の姿勢で戦った新生・青森山田が東北制覇!
ゲキサカ / 2019年1月28日 21時34分
[1.28 東北高校新人選手権決勝 秋田商高 0-2 青森山田高 いわきFCフィールド]
新生・青森山田が東北制覇! 平成30年度東北高校新人サッカー選手権大会決勝が28日にいわきFCフィールド(福島)で行われ、選手権日本一の青森山田高(青森)と同8強・秋田商高(秋田)が激突。青森山田がFW金賢祐(2年)の2ゴールによって2-0で勝ち、2年連続6回目の優勝を飾った。
今大会、青森山田の指揮を執った正木昌宣コーチは、選手権優勝から2週間で東北制覇を果たした新チームについて、「チャレンジャーでやっている。(選手権王者という立場を)守るよりも、『やってやろう』という気持ちがある」と頷く。チームに元気、パワーを注入できる選手が少なく、「殻を打ち破れ!」と言われてきた世代。U-18日本代表MF武田英寿主将(2年)やMF藤原優大(1年)を除くとトップチームでも経験も少ないが、それでも個々が頑張ろうとする姿勢を打ち出して東北タイトルを勝ち取った。
前半から強度の高いゲーム展開となった。互いに球際で良く一歩が出て、運動量も多い展開。その中で優勢に試合を進めたのは青森山田の方だった。秋田商・小林克監督が「(選手権優勝校・青森山田相手で)もうちょっとハッスルしてくれると思っていた。腰が引けた状態になっていました」と指摘した相手に、圧力をかける。そして前半24分に先制点を奪った。
右サイド後方からMF浦川流輝亜(2年)が得意の左足でFKを蹴り込むと、金がタイミング良く頭を振る形でヘディングシュートを決めた。青森山田は前日まで日本高校選抜候補合宿に参加していたMF武田英寿主将(2年)が不在。それでもプレッシングスピードの速い青森山田は秋田商に思うような攻撃をさせず、前半はMF佐藤優眞(1年)のミドルシュート1本に封じた。
一方、選手権で10番を背負ったMF原田悠翔(1年)を怪我で欠く秋田商は、いずれも選手権8強を経験したGK山口雄也(2年)とCB松野真士(2年)、CB田近奈生(2年)の存在が大きかった。押し込まれてもPAで彼らが相手のパワフルな攻撃を跳ね返す。前半は0-1で凌ぎ、後半開始直後にはロングスローからゴール前のシーンを増やそうとした。だが、逆に突き放されてしまう。
後半2分、青森山田はGK韮澤廉(1年)のパントキックに交代出場のFW古澤ナベル慈宇(1年)が競りに行くと、ボールが相手DFラインの背後へ抜ける。これを拾った金がGKとの1対1から2点目のゴールを決めた。
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