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アセンシオが土壇場V弾!! VARにも救われた王者レアル、アヤックスに敵地で先勝

ゲキサカ / 2019年2月14日 7時6分

決勝ゴールを決めたレアル・マドリーFWマルコ・アセンシオ(写真右)

[2.13 欧州CL決勝T1回戦第1戦 アヤックス1-2R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグは13日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、3連覇中のレアル・マドリーはアヤックスとのアウェーゲームに2-1で競り勝った。前半には大会初導入のVARに命拾いする場面もありつつ、1点を取り合って迎えた終盤にFWマルコ・アセンシオが決勝点。1点のリードを持ってホームでの第2戦に歩みを進めた。

 ホームのアヤックスは負傷により出場が危ぶまれていた司令塔のMFフレンキー・デ・ヨングが先発。来夏からはバルセロナへの加入が内定している中、将来のライバルクラブとの初対戦を迎えた。対するR・マドリーは主力中心で臨んだが、DFマルセロが外れてDFセルヒオ・レギロンが入った。

 序盤から主導権を握ったのはホームのアヤックス。攻撃では相手のスペースを見てミドルパスを果敢に狙えば、ボールを奪われてもR・マドリーの4-3-3に対してぴったりと前からハメに行き、自陣への侵入を全く許さない。中盤でのセカンドボール争いにも圧勝し、一方的な試合を展開していった。

 それでもR・マドリーは前半14分、FWビニシウス・ジュニオールのドリブルシュートで打開すると、同15分にはセットプレーから決定機を創出。組織で破れなくても個人技で切り裂こうという構えを見せた。それでもアヤックスは同26分、PA内に切れ込んだFWドゥシャン・タディッチがポスト直撃のシュートを放った。

 さらにアヤックスは前半35分、左に深く攻め込んだDFニコラス・タグリアフィコから小気味良い横パスが続き、最後はMFハキム・ツィエクが狙ったがGKティボー・クルトワがビッグセーブ。同37分には右CKからDFマタイス・デ・リフトがヘッドで競り勝ち、こぼれ球に詰めたタグリアフィコがネットを揺らした。

 優勢のアヤックスが先制したかと思われたが、ここで決勝トーナメントから採用されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が大会史上初めて介入。主審がモニター確認をした結果、タグリアフィコのシュートの瞬間にオフサイドポジションにいた選手が、身体でクルトワの動きを妨害していたことが分かり、オフサイドの判定が下された。

 そのままスコアレスで迎えた後半はR・マドリーに最初の決定機。6分、DFダニエル・カルバハルの横パスを受けたベンゼマが強烈な右足シュートで合わせたが、GKアンドレ・オナナが身体を倒して防いだ。アヤックスは同7分、スルーパスにFWダビド・ネレスが抜け出すも、1対1でのシュートはクルトワに阻まれた。

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