アジア杯の悔しさと向き合い…清水FW北川航也「それをやらないと生き残れない」
ゲキサカ / 2019年2月14日 20時53分
「相手を背負った時のプレーで精度を上げないといけない」。日本代表としてアジアカップに参戦した清水エスパルスFW北川航也にとって、世界で戦うため向き合わなければならない課題は明白だった。それはすなわち、10日後に始まるJリーグの新シーズンで乗り越えるべきハードルとなる。
アジア杯では5試合無得点。FW大迫勇也の負傷により与えられたチャンスは少なくなかったが、最後まで満足のいく結果を残すことはできなかった。エースが復帰した準決勝以降は出番がなく、「試合に出たい気持ちはあったし、それが一番大きかった」という悔しさを抱えつつ、裏方でサポートするしかなかった。
少ない出場機会で4得点を挙げた大迫の活躍は目を見張ったが、最も大きな差は前線の起点としての役割だった。2列目の活性化を促せるエースに対し、北川は2列目の完璧なサポートなしにはボールを受けられず、孤立する姿が目立った。大会を振り返った22歳も「そこが自分の課題」と素直に語る。
「相手のゴール前ならしかけたほうが良いし、そこから守備に入っても問題ないけど、自陣に近いところではシンプルにプレーすることが大事。前を向くところと味方を使うところを使い分けないといけない」。プロ入り5年目のシーズンで求めていくのはそういった臨機応変さだ。
同じ清水から世界に羽ばたいたFW岡崎慎司も当初はワンタッチゴールが注目されたが、前線でタメを作れるようになったことで、トップレベルへの道を切り開いた。相手を背負った場面でも味方へのパス、意表を突いたターンを使い分けて繰り出すことで、自身もゴール前に飛び込む機会ができたのだ。
「岡崎さんも前を向くプレー、裏に抜けるプレーが持ち味だけど、泥臭く味方に預けるプレーをやるので、そこは自分も必要なところだと思っている。それをやらないと生き残れない。預けて前を向いて出ていくというところをこだわりたい」(北川)。
不整脈を患ったFWドウグラスの合流が遅れたことで、しばらくは1トップ起用の可能性もあり、自身の課題と向き合う好機にしたいところだ。「年間を通してどれだけ活躍できるかが大事。チームとしてはシーズンを終えた時にどの位置にいるかが大事」。ゆっくりと生まれ変わっていく心構えはできている。
(取材・文 竹内達也)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新星17歳MFが目指すべき“落選組ルート” 日本に一筋の光…A代表入り必須の条件とは?【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年4月24日 11時50分
-
17歳MF西原源樹がJ初弾でクラブ最年少記録更新! 清水は仙台との上位対決制してトップキープ
ゲキサカ / 2024年4月20日 16時8分
-
清水エース躍動…「乾に見えた」「頼りになる」圧巻の華麗アシスト&ゴールに喝采続々
FOOTBALL ZONE / 2024年4月15日 7時50分
-
果敢に先制点導いた神戸FW宮代大聖「ああいうプレーが相手に脅威かなと」すでに今季4ゴール飛躍の要因は…
ゲキサカ / 2024年4月13日 23時16分
-
FW北川航也が1G2A!! 清水はいわきとの打ち合い制して首位キープ
ゲキサカ / 2024年4月13日 17時59分
ランキング
-
1横浜FM、クラブ史上初のACL決勝進出が決定 数的不利も蔚山とのPK戦“死闘”制す
FOOTBALL ZONE / 2024年4月24日 21時53分
-
2大敗の吉井監督「交代のタイミング間違えた」 8失点炎上の二保に謝罪「恥かかせた」
Full-Count / 2024年4月24日 21時36分
-
3大谷翔平が「人生の中でトップクラス」と自画自賛 前夜の191キロ衝撃弾を自ら解説
スポーツ報知 / 2024年4月25日 8時32分
-
4一度は中止の女子版ACLプレ大会決勝、やっぱり実施へ…三菱重工浦和が出場、5月10~12日頃に駒場開催検討
スポーツ報知 / 2024年4月24日 18時37分
-
5大谷、たった26試合でド軍歴代トップ3を独占 止まらない弾丸ライナー、1位&3位記録を2日で樹立
THE ANSWER / 2024年4月25日 11時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください