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日本高校選抜は流経大に0-3敗戦。高いレベルの相手でも色々なことができる個、チームへ

ゲキサカ / 2019年2月15日 19時19分

1本目22分、日本高校選抜は右SB松尾勇佑(市立船橋高)が決定的な右足シュート

[2.15 練習試合 日本高校選抜 0-3 流通経済大]

 埼玉県内で強化・選考合宿中の日本高校選抜は15日午後、流通経済大と練習試合(25分×3本)を行い、0-3で敗れた。日本高校選抜は16日に行われるNEXT GENERATION MATCH(埼玉)でU-18Jリーグ選抜と対戦。その後、メンバーを段階的に絞って、4月に欧州遠征を行う。

 将来、プロで活躍したり、日本を代表する選手になっていくためには「攻撃だけでも、守備だけでもダメだし、頑張るだけでもダメ。能力だけでもダメだし、知性の部分も必要」(朝岡隆蔵監督)。レベルの高い相手でも色々なことができる個、チームにならなければならない。全国4000校を超える高校サッカー部から選ばれた日本高校選抜の選手たちは、「もっとできる」ことを求められ、それに対するチャレンジの最中にある。

 この日対戦した流経大は新4年生を除いたトップチーム。昨年、日本高校選抜としてデュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)で優勝しているGK薄井覇斗、MF宮本優太、MF菊地泰智らが先発した。アプローチ鋭い宮本ら前からディフェンスしてくる流経大に対し、高校選抜は取り組んできたビルドアップでその守りを剥がそうとする。

 ただし、サポートが少なかったり、詰まった状態の中で無理に繋ごうとした高校選抜はボールロストを連発。相手にボールを握られて押し込まれる展開となった。朝岡監督も「駆け引きできていなかった」と首を振る展開。それでも前半だけで2本、3本とビッグセーブを見せたGK飯田雅浩(青森山田高3年)やCB白井陽貴(矢板中央高3年)、CB大石悠介(山梨学院高3年)中心に耐えた高校選抜は、ダイレクトプレーを交えた攻撃やMF西川潤(桐光学園高2年)の仕掛けなどで攻め返す。

 22分、MF中田青(富山一高3年)とのコンビネーションから前を向いたMFバスケス・バイロン(青森山田高3年)が右前方へラストパス。これに走り込んだMF松尾勇佑(市立船橋高3年)の右足シュートが枠を捉えたが、シュートはGK薄井のファインセーブに阻まれた。逆に終了間際、高校選抜は自陣で無理に繋ぎに行ったところでボールを失い、菊地に先制ゴールを決められてしまう。

 メンバー8人を入れ替えた2本目は競り負けてからのピンチなどがありながらも無失点を続け、ハイプレスでのボール奪取から決定的なチャンスも。だが、20分、高校選抜選考合宿で一緒にプレーした流経大の新1年生MF熊澤和希(流通経済大柏高3年)にボールを収められ、同じく新1年生MF加瀬直輝(尚志高3年)にゴールを許してしまう。高校選抜はクイックリスタートからMF武田英寿(青森山田高2年)が上げたクロスに流経大へ進学するCB吉村仁志(大津高3年)が飛び込んだほか、MF岡井駿典(市立船橋高3年)のループパスで抜け出したFW宮崎純真(山梨学院高3年)が決定的なシュートを放つなどあわやのシーンも作ったが、2本目も得点を奪うことができない。

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