1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[新人戦]CBだった2人がWB転向でサイド攻撃の中心に!鹿児島城西が九州で「強い」こと示し、決勝進出!

ゲキサカ / 2019年2月18日 21時29分

前半17分、鹿児島城西高の左WB飯野修司(5番)が先制ゴール。右WB濱田康成(4番)、MF北條真汰主将(10番)らと喜ぶ

[2.18 九州高校新人大会準決勝 鹿児島城西高 3-1 筑陽学園高 大津町運動公園多目的広場ABコート]

 第40回九州高校(U-17)サッカー大会(九州高校サッカー新人大会)は18日午後、準決勝を行い、鹿児島城西高(鹿児島1)が左WB飯野修司(2年)の2ゴールとMF西田崇人(2年)のゴールによって、筑陽学園高(福岡)に3-1で快勝。7年ぶりの決勝進出を決めた鹿児島城西は、19日の決勝で前回大会優勝の大津高(熊本1)と戦う。

「今日は今、君たちができることをやってみよう」。鹿児島城西の新田祐輔監督は、相手の戦い方に合わせて硬さのあった予選リーグからスタンスを変え、決勝トーナメントでは選手たちに今できることを思い切って出すことを求めたという。すると、準々決勝では右WB濱田康成(2年)のクロスなどからFW宮城勝が2ゴールを決めて日章学園高(宮崎1)に2-0で勝利。準決勝でも、選手たちは攻守に渡ってアグレッシブな戦いを見せて、難敵・筑陽学園に快勝した。

 特に推進力のある動きを見せていたのが左の飯野と右の濱田の両WBだ。2人は昨年、CBとしてコンビを組んでいたが、新チームになってからともにWBへコンバート。その2人が鹿児島城西のサイド攻撃の中心になっている。

 前半17分、左CKからこぼれ球を濱田が左足シュート。このこぼれ球を飯野が押し込んで先制点を奪う。さらに24分には力強いターンで左サイドを突破した飯野の左足クロスに宮城が飛び込む。最後はこぼれ球を西田が頭で押し込んで2-0とした。

 スピードと推進力が持ち味の濱田と、同じく推進力と左足が武器の飯野。濱田は「(飯野)修司とはCBで一緒にやったりして合っている。県大会中もアイツのセンタリングを自分が決めたというのもあったので全然やりやすい」と語り、飯野は「濱田も自分と同じくらいスピードも推進力もあるし、自分は逆に突破してのクロスだったりそれぞれの持ち味がサイドで存分に発揮されて、最近サイド攻撃が活性化してきた」と手応えを口にする。

 お互いが逆サイドのWBに負けじと攻め上がり、元々の強みである守備面でも健闘。鹿児島城西の各選手が「今年はサイド攻撃が武器」と語る中、彼らはその中心となって前への強さ、勢いをチームにもたらしている。元FWのDF池田真太朗(2年)や成長株のDF田島伊霧稀(2年)とDF山下玲(1年)に支えられながら、アグレッシブに前へ。濱田は「(昨年CBだった2人がWBにいるのは)だいぶ不思議ですね。元々、(池田)真太朗がFWだったので、一番DFじゃないヤツがDFになって、DFのヤツが前になって……」と微笑んでいたが、特性を見極められたコンバートがチームを好転させているのは確かだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください