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[新人戦]タイトルは「自らの手で勝ち取らないといけない」モノ。昨年無冠の京都橘が奪冠!:京都

ゲキサカ / 2019年2月24日 20時54分

後半26分、MF佐藤陽太(右端)のゴールを喜ぶ京都橘高イレブン

[2.23 京都府高校新人大会決勝 京都橘高 1-0 桂高 西京極陸上]

 平成30年度京都府高校サッカー新人大会の決勝が23日に行われ、京都橘高と桂高が対戦。後半26分にMF佐藤陽太主将(2年)が決めた決勝ゴールによって、京都橘が1-0で勝利し、大会の頂点に立った。

「2回戦とは思えない組み合わせ」と米澤一成監督が苦笑いした洛北高戦を皮切りに、久御山高、東山高とここまで対戦してきた相手は、選手権出場経験を持つ強豪ばかり。決して楽ではない相手をなぎ倒し、京都橘が今年1つめのタイトルを手にした。

 迎えたファイナルの相手は、15年ぶりに決勝進出で勢いに乗る公立の桂。粘り強い守備が身上の相手とあって、「綺麗な形では点が入らないと思っていた」(米澤監督)という読み通りにゲームは進んでいく。

 京都橘は試合開始と同時にMF志知遼大(2年)と松浦蒼波(1年)のダブルボランチと左CBの渋谷勇希(2年)を中心にピッチを広く使ったボール回しで、チャンスを演出。ゴール前ではFW西野太陽(1年)が潰れ役となり、2列目からの飛び出しでゴールを狙ったが、「DFの裏に抜けたかったけど、相手が対策をしてきて最初からラインが低かった」(佐藤)ため、思う通りにシュートまで持ち込めない。

 対する桂はGK足立朋也(2年)の好守と、DF外村颯大(2年)の粘り強い守りからカウンターを狙う作戦で、前半30分にはリスタートから素早く前線に展開。ゴール前をフリーで抜け出したFW澤井翔(2年)がシュートを狙ったが、枠を捉えることができず、スコアレスで前半を終えた。

 後半からは、サイド攻撃の比重を増やした京都橘が厚みのあるアタックを仕掛けた。右CBの藤橋怜士(2年)が攻め上がる回数を増やしたことで、マークが手薄になったMF田中慶吾(2年)が右サイドで1対1を仕掛ける場面が増加。左も佐藤が相手SBのマークを引き受けることで、左WB高木大輝(2年)が自由になる場面が増えた。

 後半18分に大型のDF金沢一矢(2年)を前線に入れてからは、相手の警戒がより分散し、ハーフコートゲームに持ち込むと、24分には佐藤の低いクロスから高木がシュートを放ったが、これはサイドネットに終わった。以降も京都橘が攻撃の手を緩めず、桂を攻め立てると26分には右サイドを破った田中のクロスをゴール前の佐藤が合わせ、先制に成功。1-0のまま試合を締めた京都橘が頂点に立った。

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