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35歳のキャリアハイ…“カイザー”長谷部、フランクフルトで新記録樹立!

ゲキサカ / 2019年3月15日 15時30分

フランクフルトの守備を支える35歳MF長谷部誠

 MF長谷部誠(35)がフランクフルトにおけるアジア人最多出場選手に君臨した。

 14日、長谷部はUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦第2戦インテル戦にフル出場した。キャプテンマークを巻いてプレーした長谷部はディフェンス陣の中心として奮闘し、無失点に貢献。チームを1994-95シーズン以来、24年ぶりとなるベスト8進出に導いた。

『opta』によると、この試合でフランクフルト通算156試合目の出場となった長谷部。クラブのレジェンドの一人、1979年-1983年に在籍した韓国人FWチャ・ボムグン氏を超え、アジア人最多出場記録を樹立した。

 クラブに一時代を築いている。フランクフルトは2019年に入ってから公式戦12試合無敗(6勝6分)と好調をキープし、長谷部はその全試合にフル出場。ニコ・コバチ前監督にリベロとして起用されてから徐々に定着し、今季もゲームを的確に読むクレバーな守備で安定感をもたらしている。チーム事情でボランチを担えば遺憾なく攻撃力を発揮し、アシストを記録するなど得点に絡む。豊富な経験値を生かし、チームのために審判に抗議する狡猾さも見せている。

 2016-17シーズンには長谷部がリベロを務めた試合でチームが敗れていないことから、現地でフランクフルトの“カイザー”と呼ばれた。カイザーは皇帝を意味する元西ドイツ代表のフランツ・ベッケンバウアー氏の愛称。代表引退後はよりクラブに集中することで、質の高いパフォーマンスを続ける35歳。キャリアハイともいえるシーズンを送っている。
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