「ボールを持つチームの生命線」奪い取りが向上、18名決定の日本高校選抜は攻守でさらに質上げて欧州へ
ゲキサカ / 2019年3月31日 16時10分
[3.31 練習試合 日本高校選抜 2-3 流通経済大]
第97回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成された日本高校選抜は静岡合宿最終日の31日、流通経済大と練習試合(25分×3本)を行った。欧州遠征メンバー18名が発表された日本高校選抜はこの後、4月11日から千葉県内で直前合宿を実施。同13日から欧州遠征を行い、第57回デュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)に出場する。
月1回ないし2回の活動の中で個の成長、将来のために刺激を与えられてきた日本高校選抜は、チームとしての戦い方の大枠も固まり、連係面が向上。欧州での戦いを前に、チームとして確実に良くなっている印象だ。
前日の桐蔭横浜大戦はメンバーを入れ替えた4本目に逆転されたものの、先発組が戦った2本目までをリードして終えている。この日の1本目の序盤は、選手同士が細かな部分を合わせながらの面も見られて相手にボールを握られたが、徐々に慣れてくると、その後は高校選抜のペースに。特に高まってきている「奪い取り」の意識、攻守の切り替えの速さがチーム全体に勢いをもたらしていた。
ボールを握り、主体性を持って攻める高校選抜にとって、攻守の切り替えは「ボールを持つチームの生命線」(朝岡隆蔵監督、市立船橋高)と重視する部分。この日はMF秋山裕紀(前橋育英高→新潟)が「きょうの1本目とか(天笠)泰輝とか良い出足で奪えたのがあった。前は1試合で10本とかカウンターを受けていたけれど、なくなってきている。意識してできている」と分析したように、奪われた後に人数をかけてボールを奪い返していた。
攻守の切り替えの意識高い高校選抜は、良い形でボールを奪うと、CF染野唯月(尚志高、新3年)や右FWバスケス・バイロン(青森山田高→いわきFC)のラストパスにインサイドハーフのMF天笠泰輝(青森山田高→関西大)とMF鈴木唯人(市立船橋高、新3年)が走り込む形などから決定機を作り出した。
15分にバイロンがパス交換からゴールネットを揺らしたシーンは微妙な判定でオフサイド。だが、キレを増してきた主軸MF天笠や左FW武田英寿(青森山田高、新3年)、鈴木、バイロン、染野が技術力、ゴールへの意識の高さを表現して崩し、シュートシーンに絡んでいく。
また、中盤からPAまで走り切っていたシーンの他にも、CB西田翔央(東福岡高→早稲田大)が右SBの外側から攻め上がったり、CB白井陽貴(矢板中央高→法政大)、SB水野雄太(大津高→早稲田大)がドリブルでスペースを駆け上がっていくなど、チーム全体で前へ出る意識があった。
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