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名手の牙城崩した17歳のひと振り…久保建英、“天敵”から「自信になる」初ゴール

ゲキサカ / 2019年5月12日 19時48分

後半39分、MF久保建英が決勝点を決める

[5.12 J1第11節 FC東京1-0磐田 味スタ]

 ついに牙城を崩した。FC東京は後半39分に左CKのこぼれ球をMF久保建英が左足ダイレクトボレーで叩き込む決勝点。FC東京にとってはジュビロ磐田GKカミンスキーと5度目の対戦で初めて奪ったゴールでもあった。

 15年から磐田でプレーするポーランド人守護神は過去に4度、FC東京戦でゴールを守った。その戦績は17年6月25日のJ1第16節(ヤマハ)が2-0、17年9月30日のJ1第28節(味スタ)が0-0、昨年3月10日のJ1第3節(ヤマハ)が2-0、昨年11月10日のJ1第32節(味スタ)が0-0と、磐田の2勝2分。一度も負けていないだけでなく、1失点もしていなかった。

 FC東京からすれば“天敵”とも言える名手。この日も後半38分、DF太田宏介の左CKに合わせたDF森重真人のヘディングシュートを抜群の反射神経でかき出すビッグセーブを見せた。それでも、このプレーで獲得した左CK。再び太田が左足で蹴り込むと、FW矢島輝一のヘディングシュートはゴールライン上でFW小川航基に阻まれるも、浮き球をバックヘッドしたDF小川大貴のクリアが小さくなり、こぼれ球にいち早く久保が反応した。

 強烈な左足ボレーは必死に腕を伸ばしたカミンスキーの指先を抜け、ゴール右上隅に。久保にとってFC東京でのJ1初ゴールがチームとしてカミンスキーから奪う初ゴールになった。先制後もカウンターから決定機をつくったFC東京だが、後半42分、久保の折り返しに合わせたFWナ・サンホのシュートは至近距離でカミンスキーがストップ。後半アディショナルタイムのナ・サンホの強烈ミドルも鋭い反応で弾き出された。

「やっぱり味スタのカミンスキーは神がかっているなと。JリーグでもトップのGKだし、やっとカミンスキーからゴールを奪えてチームも勝てて良かった」と喜んだのは太田だ。対カミンスキー初ゴール、初勝利。その立役者となった久保は「(後半42分の)自分のクロスからサンホ選手のシュートは、あとから見てもビックリするくらいのセーブをしていた。カミンスキー選手がいなかったらまた違った展開になっていたんじゃないかと思うくらいのGK。そういうGKから点を取れたことは一つ自信になる」と素直に喜んだ。

 FC東京戦5試合目で初失点となったカミンスキーは「シュートを打たれたときボールが見えなくて、(反応が)少し遅れた。(シュートが)いいコースに飛んで自分の腕が届かなかった」と失点シーンを振り返り、17歳久保のプレーについては「クオリティーも高いし、テクニックだけでなく、スピードもある。まだまだ良くなる余地が残っている選手だと思う」と称えた。

(取材・文 西山紘平)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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