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菅原由勢「チームは同じ方向、同じ温度」U-20W杯直前の“激震”越えて

ゲキサカ / 2019年5月24日 22時22分

スタメンが濃厚なDF菅原由勢(名古屋)

 23日、ポーランドでU-20ワールドカップが開幕する。今大会は各グループの上位2チームと3位6チームのうち上位4チームが決勝トーナメントに進出できる。エクアドル、メキシコ、イタリアと難敵が揃う「死の組」に入った日本はさらに、各ポジションの核だった主力5人がメンバーから外れる激震に見舞われた。

 6月のキリンチャレンジカップでA代表に初招集されたFW久保建英(FC東京)とGK大迫敬介(広島)、コパ・アメリカ招集が見込まれるMF安部裕葵(鹿島)がメンバー外となり、DF橋岡大樹(浦和)、GK谷晃生(G大阪)は負傷で間に合わなかった。選外の選手により注目が集まる事態となったが、選ばれたメンバーの一体感が強くなりやすい状況でもある。チームはポーランドで結束を固め、大会を迎える。

 初戦で対戦するU-20南米選手権王者のエクアドルはFWレオナルド・カンパーナら傑出したタレントと組織力を備え、グループ最大の強敵と見込まれる。影山雅永監督は公式会見で「リスペクトが必要だと思っています」と述べ、「彼ら(エクアドル)の強みを我々が抑える試合をしないといけない。やってみないと分からない」と続けた。

 これまで格上との試合で突破口となってきた久保を欠くため、スーパーなFKやドリブル突破など、個人技から生まれる攻撃の形は減る。この状況だからこそ、影山監督は「チームのために戦う姿勢」「献身的にチームに貢献する部分」をより強調した。方向性ははっきりしている。選手も「日本人らしく戦いたい」と口を揃え、ハードワークと組織力で食い下がり、勝ち点獲得を目指す。

 右サイドバックで先発が濃厚なDF菅原由勢(名古屋)は「今までの経験から言えば、南米相手の試合は先制点をとらせなければ基本はうちのゲームにできる」と展望する。まずは前半を無失点に抑えて堅い展開とし、相手の隙を狙いたい。左サイドバックDFディエゴ・パラシオスの攻め上がりとクロスも脅威で、対峙する菅原の対応も鍵となる。

「今まで遠征を重ねてきていろんなメンバーが入れ替わったりはしましたけど、世界で自分たちの力を証明することを目標にやってきた。チームは一つの方向を向いています。しっかりみんなが同じ方向を向いて、同じ温度でやれているので、明日の試合が楽しみです」(菅原)

 同様に、先発が濃厚なDF小林友希(神戸)も「遠征からずっとチームで積み重ねてきて、今回またポーランドで全員で確認して、さらに高めてきたと思う。明日の試合で思いっきり発揮できるようにしたい」と語った。我慢の時間帯は短くないだろうが、2戦目、3戦目も見据え、グループリーグ突破につながる試合に持ち込むことが求められる。

(取材・文 佐藤亜希子)
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