「負けてられへんなって」GK若原が殊勲のPKストップ! A代表初選出のライバルと試合前に電話
ゲキサカ / 2019年5月24日 22時26分
[5.23 U-20W杯グループB第1節 U-20日本代表 1-1 U-20エクアドル代表]
「2人の思いを受け取っている。サコとは試合前に電話をして、いろいろ話をしました」。初めてワールドカップの舞台に立ったGK若原智哉(京都)が殊勲のPKストップで窮地を救った。
同じ99年生まれのライバルGK大迫敬介(広島)が6月のキリンチャレンジ杯でA代表に初招集され、直前にGK谷晃生(G大阪)が負傷。世代屈指のGK3人中2人が外れ、今大会は若原が正守護神として輝く番が訪れた。
自身にとっては初めての世界大会だ。非公開練習で戦術を確認した2日前から、「いつもの自分じゃない」というほど、経験のないプレッシャーを感じていた。今季は京都で出番がなく、久しぶりの公式戦。いざW杯のピッチに立っても、「めっちゃ緊張してました。やばかったですけど、みんなが声をかけてくれて助かりました」。
前半は緊張の中でもMFジョルディ・アルチバルの強烈なミドルシュートにしっかりと対応したが、前半終了間際にオウンゴールで失点すると、後半5分にPKを献上。キッカーのMFジョルダン・レサバラが左足でゴール右を狙うと、コースを読んだ若原が横っ飛びで見事にストップ。失点していれば0-2、そこから崩れる可能性もあっただけに、価値は大きかった。
大事な初戦当日、試合前にライバルから電話が鳴った。A代表入りした大迫に「おめでとう」と声をかけたところから「頑張れよ、やるっきゃないやろ」と初戦へのエールを受けた。「俺めっちゃ緊張してんねん」「大丈夫やって、俺も見てるから」というやり取りがあり、その言葉に安心感を与えてもらったという。
アンダー代表でGK1枠をずっと争ってきた大迫のA代表入りは日本時間23日に発表された。「めっちゃいい刺激になっていて、サコがA代表に入ったというのもあるし、ここで活躍して僕も早く追いつきたい。ここで負けてられへんなって、頑張りました」。切磋琢磨してきたライバルの存在があったからこそ、今がある。
(取材・文 佐藤亜希子)
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