山口U-18からU-16代表に名を連ねる注目FW河野孝汰、「リーグとか関係ないんだぞと見せたい」

ゲキサカ / 2019年6月13日 15時45分

U-16日本代表のFW河野孝汰(左から2人目)は他の初戦先発メンバーとともにリカバリー中心のメニュー

 U-16日本代表は、U-16ルーマニア代表にPK戦で勝利した「U-16インターナショナルドリームカップ2019 JAPAN presented by 朝日新聞」第1節から一夜明けた13日午前、仙台市内で1時間強のトレーニングを行った。ルーマニア戦で出場時間の長かった選手たちはリカバリー中心のメニュー。一方、交代出場で貴重な同点ゴールを決めたFW千葉寛汰(清水ユース)らは4対4やサイドへ展開してからのシュートなどで汗を流した。

 前日のルーマニア戦の先発メンバーには青森山田高(青森)、浦和ユース(埼玉)、G大阪ユース(大阪)といったプレミアリーグ勢や全国大会での実績を持つチーム、A代表や年代別日本代表のワールドカップメンバーを輩出しているチームに所属する選手たちの名が並んでいた。その先発リストに名を連ねていた一人が、FW河野孝汰(山口U-18)だ。

 山口U-18は現在、山口県1部リーグに所属。全国大会での活躍はまだまだこれからだが、昨年の国体で印象的なプレーを見せたMF杉村駿介(2年)ら面白い選手が増えてきている。特に河野は山口のアカデミーからU-15、U-16日本代表に選出され、今年は高校1年生ながらU-18チームの10番、そして5月にはトップチームに2種登録されるなど非常に大きな期待を受けているストライカーだ。

 前線でポイントになってチャンスメークに力を注ぎながら、ゴール前で勝負を左右するような一撃も決める注目FW。ルーマニア戦では前半24分に右クロスから決定的なヘッドを放ち、直後にはスルーパスで決定機を演出した。前線での奪い返しの部分でも奮闘していたFWは、0-1の後半4分にもコンビネーションからドリブルで持ち込んで左足を振り抜いた。

 だが、この決定的な一撃はルーマニアGKがストップ。無得点のまま18分に交代した河野は「ああいう時間帯だったり、ああいうチームが負けている状況で自分が決められないというのは自分の力不足というところがあるので、ああいうところで決められる選手になりたいですし、ああいうところでチームを楽にさせられる選手になりたいと改めて実感しました」と誓っていた。

 ルーマニアのDF相手にも攻撃の起点になることができたと感じている。だが、ゴール前に入っていくスピード、そしてシュートの部分は反省点。177cm、74kgの身体から繰り出す強さや技術の高さを発揮するだけでなく、課題を改善することで国際大会でより結果を残していく。

 自分が活躍することによって、他の山口アカデミーの選手たちの可能性も広がるという思いと責任感がある。「(自分は)山口の代表でもあり、中国地方の代表でもあると思うので、自分のプレーで中国に注目してほしいですし、自分のプレーを通して山口、中国地方もやれるんだぞ、リーグとか関係ないんだぞと見せたい」。現在、大きな目標は今秋に開催されるU-17ワールドカップの日本代表メンバーに入ることだという。そのためにも、U-16インターナショナルドリームカップの残り2試合でチームの勝利に貢献し、自身もインパクトのある結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)

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